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どぶゲボ!!~我慢汁馬路吉のオブツ道~  作者: 追試
第一章・我慢汁馬路吉【がまんじるまじきち】は、君に語りかける。
14/20

オレはただ寝返りを打ったんだ。ただそれだけ。

ほんの一瞬では、相手の指を握って泣き叫び助けを呼ぶというオレの行動の意図が。



マラ宮には理解できなかっただろう。



だが次の瞬間、肉山たち教師が後ろから数人がかりで駆け寄ってくる。


ふたりを引き剥がすためにマラ宮を羽交い絞めにして抱えあげようとする。






オレはこの瞬間を狙っていた。






教師はまず無抵抗で泣き叫ぶオレではなく、興奮したマラ宮を先に封じ込めにかかり。


一瞬だけ、一対多数。


パワーバランスが崩れる瞬間があるはずだと。


馬乗りになっていたマラ宮のケツがオレの腹から浮いた瞬間、オレは奴の指を握ったまま。


「こわいよぉおぉおおおおおああああああああぁぁおおぉおおおおお」と泣きじゃくりながら。





全力で体重をかけてうつ伏せに寝返りを打った。




泣き叫んで寝返りを打つという、赤子同然の行動が。




攻撃になる。






マラ宮の薬指の骨が、妙な音を立てて逆に折れた。


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