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激文

激文


我々は断罪する。

 アレフ一世なる者は何を根拠に国王を僭称しているのか?

 如何なる権利にてこの大陸を専有しているのか?


自由なる民よ、真なる自由を取り戻す為、我等の決起に同調せよ!


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国王を僭称するアレフ一世に王としての器量がない。


 彼の者は人が良いだけの偽りの王にすぎない。然るべき武も文もなく、奸臣に操られるだけの存在である。

 実質、宰相とその身内によって壟断されているこの国は、そうでない者にとって居心地の悪い地となっている。


自由なる民よ、傀儡の王に仕えることは自由なる精神に反するものである。


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専横の主であるワイズマンなる者が全てを独占している。


 賢き者と名乗るとは噴飯ものである。その知識は剽窃したものでしかなく、それを持って誇ることは嘲笑の的でしかない。故にその知識を広く公表し、不当に得た財を開放するべきである。

 

自由なる民よ、奸臣の言いなりになってはならない。いずれ骨まで搾取されることになる。


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近衛騎士隊長であるアイゼンマウアーは不義にして欺瞞である。


 かつてノイエブルクでも同じく近衛騎士隊長であったがその任期は一年足らずでしかなく、その退任理由も不明でしかない。

 どこに武装した数名の兵士に囲まれて竹槍一本で立ち回れる者がいるか。あれは双方の同意にて仕組まれたものである。


自由なる民よ、偽りの強さを賞賛することなかれ。

  

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メタルマ自治区の長であるマギウスなる者も傀儡でしかない。


 鉱山の採掘に女の身で何の役に立とうか。役に立たぬ者を責任者に据えたのは権力の独占を画策したものである。


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王立学院長ラルス、王女ローゼマリーは売国の輩である。


 かつてノイエブルクの王族であったこの二人が、何故この国にて大きな顔をしていられるのであろうか。

 それは元々そう仕組まれていたと考えるのが妥当であろう。


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ドゥーマン、ゲオルグ、クロウの三名は奸臣によって重職に任命されている。


 実はこの三人はノイエブルクの罪人である。王を偽り詐欺を働いたとされるこの三人がこの地にて重職にあるのは甚だ疑問である。


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 ある日、ローザラインの城下町にそう書き記された立札が見つかった。早朝にも関わらず立札の前に集まった人々は、その内容に憤慨し、困惑し、首肯した。やがて城からやってきた兵士によって立札は引き抜かれ、城へと持ち帰られた。


 



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