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プロローグ  すべての始まり


 これも恋の始まりシリーズからかけ離れて新たな連載モノです。この作品を連載するにあたり快くお名前をお貸し下さいましたイリ先生、ありがとうございます。




 ――高校生活最後の日


 「今日でこの学校ともお別れだよ〜!」


 高校の屋上のいつもの場所で私と友人二人の三人で、卒業証書や花束を地面に置いてはこの三年間を振り返っていた。

 卒業式を終えた所為か、未だに涙腺が緩みっぱなしの私を友人は笑ってはからかってくる。そんな彼らに何も言い返せないのは、何かを言うと余計に涙が溢れそうな予感がしたから。


 「そうだ! ねぇ、ここにみんなの夢でも書こうよ!」

 「夢ぇ〜? 何でそんな事を書かないといけないんだよ」

 突然思い立った私の提案に、友人二人が嫌そうな表情を浮かべる。しかし、三年間何かと思い出が詰まったこの場所にも何かを残したい私の強引な誘いに、彼らもしぶしぶそれを承諾した。

 白っぽい地面に顔を近づけてペンを立てる私たち……それぞれの夢を大きく強く書きながら、それが実現するようにと願う。


 ――教師になりたい


 そして、再びここに戻るのが私の今の夢。生徒としてではなく、教師として今度はこの場所に戻ってくるの。

 それまで、この落書きも残っているといいな……


 そして、その時は一緒に笑ってこの落書きを見てくれる人がいるといいな……


 「なんて、そんな都合のいい事がある訳無いか!」

 「一人で何をブツブツ言ってるんだよ……」


 そんな会話をしながら、私たちは屋上を後にした……



 こんにちは、山口維音です。新連載『蜜恋』スタートさせて頂きました!

 なかなかタイトルが決まらなくてブログでも悩んでいましたが、昨夜になってやっと決める事が出来ました。『これ恋シリーズ』と同じく大人の恋愛模様を書いて行きたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します!

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