作戦開始
ピーンポン
寧々との電話が終わって紗良たちが来る準備をしていた時家のインターホンが鳴った。真衣は急いでインターホンに出る。そこには紗良と湊君が映っていた。
「紗良と湊です。真衣居ますか?」
「紗良うち居るよ。さぁさぁ上がって上がって」
「「お邪魔します」」
紗良と湊君を家に上げる。そこであっと思い出したように真衣は紗良に言った。
「あ、後紗良先に言っとくけど今日は勉強じゃなくて遊びに来てるからね。」
「分かってるってだから湊も連れてきたんでしょ」
「よしその心持ち合格だ。そんじゃあ早速遊ぶか!!」
「何が合格だよ」
紗良は呆れながら言って次にいたずらぽく続けた。
「別に私は今日だって勉強をしてもいいんだよ」
「ちょっとしたノリじゃん。勉強とか言わないでよ」
紗良はそれを聞くなりはいはいと言いながらリビングに向かった。湊君は紗良に続くように向かったが真衣がその手を引っ張りながら小声で言った。
「湊君、湊君」
湊君はビクッと驚きながら真衣の方に振り向いて言った。
「なんだよ?」
「ちょ声大きい」
「は?声大きいと何か駄目なのかよ?」
「駄目に決まってるじゃん。紗良にバレちゃうでしょ」
真衣は湊君の耳元で喋った。湊君は少し耳を赤くし動揺しながら言った。
「な、な、なんで姉ちゃんにバレちゃダメなんだよ」
「だから声が大きいって」
湊君は動揺で先ほどよりも大きな声で発していた。そのせいで紗良が振り返った。
「どうしたの?」
「何でもない何でもない紗良は気にしないで」
真衣は急いではぐらかした。そして湊君のおでこにデコピンを食らわせ人差し指を立て言った。
「良い。今日は紗良の欲しい物を聞くことが目的なの」
湊君はいつの間にか冷静を立ち戻し小声で言った。
「何で姉ちゃんの欲しい物なんか…あ〜誕生日の」
湊君は察したように言った。
「察しの良いやつは嫌いじゃないぜ。ってことで湊君協力してくれない?」
真衣は首を少し曲げ上目遣いで湊君にお願いした。湊君は少し固まった後すぐに口を開いた。
「別に良いけど…」
「よし」
「ってそうゆう真衣が声がでかいって」
「ごめんついつい」
「てか何で姉ちゃんにバレちゃいかんの?」
「それは、サプライズパーティーだからだよ」
「へぇ~。で、どうすんのさ」
「真衣、湊何してるの?」
さすがに遅すぎたか。紗良がリビングから呼びに来た。
「ごめんごめん。今行くから」
「何して遊ぶ?」
「ゲーム機使う奴で皆で出来る奴」
「だったらこれかな」
ゲームのセットをして3人でのゲームがスタートした。
〜ゲーム中〜
ゲームが得意ではない紗良に湊君が教えながらゲームが進んでいく。
「姉ちゃん右行って右」
「右ね。」
「そっちは左、反対」
「終わった」
ゲームオーバーとなりゲームは終了した。
「ゲームって難しいだよね」
「だよね」
「負けたのに悔しくないの」
「負けても楽しめれば良いからね」
「ね~」
「「「・・・」」」
会話が途切れたのち、真衣と湊が目を合わせてうなずいた。
((今だ))
――「どうやって聞く普通に紗良の欲しい物って何?みたいに」
「それは駄目でしょ。姉ちゃんに目的がバレバレだよ。皆の欲しい物って何?の方が良いと思う。それでちなみに俺の欲しい物は〜って続ければ」
「湊君って賢いね。よしその作戦で行くぞ」――
((この作戦を))
真衣は自然に話を切り替えた。
「話変わるんだけど皆の今欲しい物って何?ちなみにうちはメモ帳かな。後、日記かな。」
「本当話変わり過ぎだね欲しい物メモ帳と日記って以外!!真衣の事だからお金とか言うのかなって思ったよ。」
「最近覚える事が多いからメモ帳があったら便利かなって日記はいつかやりたいなってちょっと気になってね。お金ももちろん欲しいんだけどね」
苦笑いを見せて続ける。
「で皆の欲しい物は何?」
「俺は新しいゲーム一択だね。」
「湊君ゲーム好きだもんね」
「だってゲーム楽しいじゃん」
「でもゲームばっかりしないで勉強もちゃんとするんだよ」
「分かってるよ。で、姉ちゃんは何が欲しいんだよ」
「え、私?私は特に無いかな」
「え、無いの何でも良いんだよ。」
「そうだよ。姉ちゃん」
「だって私何も変わらず私の側に居る現状に少し迷惑かけてるかも知れないと思ってるけど私はとても幸せを感じているから少し自分勝手な所はあるけど、この現状維持が保てるなら私は特に何も要らないかな」
紗良は聞き取れないくらい小さい声で喋っていた。
「ごめん、紗良声が小さくてなんて言ってるか分かんない。もう一回言ってくれる?」
「えっとうん分かった。(声に出てたか聞こえて無いよね)強いて言うなら皆でお揃いのキーホルダーとかお揃いのモノが欲しいなぁ~って言う感じなことさっき言ったよ」
(ごめん二人共嘘ついて)
((絶対に先と違う事言ってたな))
(姉ちゃん)(紗良)((何言ってたんだろう?))
「じゃあゲームの続きでもしよっか」
「「うん」」




