協力者
次の日。真衣と紗良は夏休みの宿題を消化するため。紗良ん家で勉強会をすることにしていた。真衣は紗良の家のインターホンを押した。
ピーンポン
「真衣です。紗良に会いに来ました、」
「真衣ちゃんいらっしゃい」
出迎えてくれたのは、紗良の母親だ。これはチャンスだと思い昨日寧々と話したことを紗良の母親にも相談した。
「あ、そうだ。紗良のお母さん。紗良が旅行に帰って来た時ってちょうど紗良の誕生日だからサプライズパーティーしたいと考えてるんですが良いですか?」
それを聞くなり紗良の母親は一瞬驚きを見せたが、その表情はすぐに嬉しさへと変わった。
「まぁそんな事考えてくれるの!!もちろん大歓迎よ。私に出来る事があったら遠慮無く行ってちょうだい。出来る限りの事はさせてもらうわ」
「ありがとうございます」
感謝を伝える紗良の母親は何か思いついたようにしてスマホをいじり、スマホの画面を見せてきた
「後これ。私のメール番号ね。ほら、直接私らが話すとあの子にバレちゃうかも知れないしね。サプライズを成功させるためには念には念を入れた方が良さそうだし」
「そうですね。バレないようにしなきゃ」
そう言いメールのやり取りを出来るようにした。その時紗良がこちらに向かいながら問いかけてきた。
「お母さん何してるの?てか真衣が来てたなら行ってよ!」
真衣が慌てていると紗良の母親は冷静に誤魔化した。
「ごめんごめん、少しばかり真衣ちゃんと世間話してたわ。宿題頑張ってね。」
「言われなくても。じゃあ真衣部屋行こ」
「うん」
真衣は紗良に付いて行き紗良の部屋に向かった。しかし先導をきっていた紗良の足が止まった。紗良の視線に目をやると目が合った。
「あ、真衣だ。久しぶり」
「あ、湊君。お邪魔してるよ、」
今、話しかけてきたのは紗良の弟の湊君。真衣が湊君と挨拶をしていると紗良はようやく口を開いた。しかし紗良は怒り気味の口調で湊君に言った
「こら、湊。宿題してるって嘘じゃないガッツリゲームして」
湊君の手にはゲームコントローラーがあった。先ほどまでずっとゲームをしていたのであろう
「そんな怒んなくても良いじゃん、夏休み長いんだから少しくらい遊んだって間に合うよ」
紗良はその言葉を聞いて少しため息をついた。湊君を無視して真衣を誘って紗良の部屋に向かった。真衣は湊君に手を振りながらまた挨拶をして紗良に付いて行った
「うん じゃあまたね。湊君」
~ーーーーーー
紗良の部屋に着き宿題をし始めた。しかし、宿題はゲームと違いあまり進まないものだ。ゲームはいつの間に時間が過ぎて進んでいると言うのに。少しばかり宿題をし、切りが良いところで真衣が背伸びをしてからため息をついた。そして独り言のように言ってから紗良に問うた。その姿はまるで暑さで溶けたみたいに机にべったりとしてこちらに助けを求めるように紗良を見つめていた。
「宿題疲れた~。紗良~休憩しよ、」
紗良は真衣を見るなりめんどくさそうに言った
「真衣はただ湊みたいにゲームしたいだけでしょ」
真衣は図星を着かれたがすぐに拗ねたように言った
「休憩も大事なんだよ、」
「ハイハイ少しだけね、」
紗良は真衣に押し負け今日の勉強会は終了した。




