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君が好き  作者: 未光


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夢の出来事

――家から近い見慣れた公園。そこでうち、真衣と幼馴染の紗良がボール遊びをしている。真衣は紗良にボールを渡そうとするが紗良を大きくまたぐ感じにして飛んで行った。

「ちょっとボール遠くに飛ばしすぎてない?」

「あっやば」

「私ボールとってするね」

紗良はめんどくさそうに言いながらも遠くに行ったボールを取りに向かった。

(昔の記憶?)

真衣はこれが過去の記憶だと理解をした。そして映像はまだ続いた。

「紗良こっちに投げて」

「任せて」

紗良がボールを拾ったのを見て、真衣は紗良に手を振った。そしてこちらに投げるように指示を出した。紗良は思いっきり真衣に向かってボールを投げた。ボール先ほどとは違い見事に真衣の手の中に納まった。紗良は投げた後、真衣に疑問をぶつける。

「ねぇ、これ投げる必要あった?」

「あったの」

真衣は少しばかり強引に言った。二人はその後もボール遊びを続けた。真衣はその様子を見ながら過去の思い出を楽しく見ていた。空がだんだん暗くなり二人は時計を見るなり言った。

「もうこんな時間か」

「そうだね、また明日」

二人は一緒に帰り別れた。真衣が紗良の背中に手を振っている。そこで映像に変化が起きた。先までのほのぼのした画面がまるでガラスが割れたように日々が入った。破片がこちらに向かってくる。真衣は驚いていた。

(え、何これ…わぁ)

ふと映像の中の真衣の姿が目に映った。真衣は顔を覆うように手を当てていた。膝から崩れ落ちたかの体制になっていた。そこから微かに見える真衣の目には涙が浮かんでいた。その目線は先ほど変わらずに向いていた。ずっとそちらを見つめている。

「あ~、あぁ~」

微かに聞こえた言葉にならない声が何回も聞こえた。そして先ほどより聞きやすい声で、しかし泣いてるためか少し詰まりながら喋った。

「こんなはずじゃ…こんなはずじゃなかった。せめて最後は…」

「×××××かった」

最後の部分には少し力が込められていた。しかし途中でノイズのような音が入り正確に聞き取る事が出来なかった。そんな自分自身に手を伸ばすが届かない。そこで画面が切り替わった――

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