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詩全集3

声を投げる

作者: 那須茄子

君に愛してほしいと願うけど

その言葉

空気に溶けて見えなくなる

どこまで叫べば届くのだろう

胸の奥に小さな声が響く


まるで行き止まりのない迷路を

歩いているようだ

灯りを探して

手探りで

進む僕たち

愛という名の出口は

何処に隠れているのか

無数の選択肢の中で息をする


人生はバイトみたいに進んでいく

完璧になれないことが怖くて

つまずきながら

夜に溶けていく

何度も同じ夢を追いかけて


振り返れば

記憶の中にはいくつもの声が

ある

笑顔

つぶやき

そして涙

続かない瞬間を

手放した記憶が

形を変えて


もしも声を投げて言葉を変えたら

未来の僕らは変われるかな?


きっと愛を失くした日は雨が降って

失敗した日々に虹がかかる


どんなに続かないものだとしても

一瞬一瞬で掴んできたものは確か


だから

命を吹き込むために

声を投げ

心を重ね合うことができる


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