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転生の転生の転生
僕は目覚めたら町の中にいた
床に倒れ込んでいたのでもなく、ベッドで寝ていたのでも無く、元々そこに居たかのように町の噴水横でたっていた。
私死んだはずなのに
なんで生きているんだ
私は疑わしくなり自分の身体を見て確かめようとして下を向いた
この時点で前とは違う
前は元の世界と同じ格好で同じ肌の色だった
だったはずなのに!
私は全身を皮で作られた服に皮製のコートを纏い、肌は前は褐色の肌だったのに対し、今の肌は白人の様に白い
一体 どうなっているんだ
転生した?
転生の転生なんて有り得るのか?
分からない
分からない…
とりあえず、歩いて見た
足がちゃんと動く
さっきまで、生きる気力もなくなって、身体的に限界で歩けなかった足が動く
感動した
感動のあまり涙を流した
身体的疲労も精神的疲労も全てリセット
こんなに嬉しい事はない
周りが騒ぎ始める
「おい、あいつやばくないか急に泣き始めたぞ」
「お母さん、あの人なんで泣いてるの?」「しっ、見ちゃダメよ」
私には周りの目や声すら届かず、ただ嬉しさのあまり立ち尽くしていた