表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/93

プロローグ

「言い残すことは、それだけか?」


 僕の頭上から声が聞こえてくる。

 見上げると、そこに居たは盟友ランド・エルティネス。

 彼は、崖にぶら下がって今にも谷に落ちそうになっている僕のことを冷たい瞳で見下ろしていた。


「……なあ。何でこうなるんだよ? 僕が悪かったなら謝るからさ。ここから引き上げてよ」

「謝る? はっ、随分と呑気なもんだ。今更、もう遅いんだよ」

「何で……」

「俺達は、魔王を倒した。この事は世界中に広まり、パーティーは称賛される。……そんな時、デント。お前に生きてられると俺は困るんだ。世間がお前の強さを知ったら、俺の勇者としての立場が危ぶまれる」


 ランドは、自身の手に魔力を込める。

 勇者の証である光魔法。その力を蓄えると、その矛先を俺に向けた。


「用済みだ。この俺の顔を立たせるために、最後はきっちり死んでくれ」

「……!」

「じゃあな、平民野郎」


 刹那、渾身の魔法が炸裂する。

 ランドの光魔法を一身に受けた僕は、そのまま抗うことも出来ず谷底へ落ちていった。

 最高の仲間で、最高の盟友。ランド・エルティネスの後ろ姿を眺めながら。

『本作を楽しんでくださっている方へのお願い』


下にスクロールすると、本作に評価をつける項目が出てきます。


お手数おかけしますが、更新の励みになりますので、ご存知なかった方は是非評価の方よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お読みいただき有難うございます
気に入ってくれた方は『ブックマーク』『評価』『感想』 をいただけると嬉しいです

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ