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空から女の子が落ちてきた。

初めましての方は初めまして!

中村千騎です!


以前活動報告でお伝えした通り新作です。

まだまだ未熟な文章ですがお読みください。


更新は二日に一回目指します!


それでは本編どうぞ!

あたりにビカッと光が灯り、そのあとすぐに何かを切り裂くような重苦しい音が響く。


雷スゲー響いてんなぁ…

しかも、めちゃくちゃ土砂降りやし。


朝の天気予報で明日の降水確率は79%だったから、今日明日降るか。


俺(天神(あまがみ)使(つかさ))は学校帰り、三人入りそうな傘をさして歩き考えをしていた。


そういや、さっきスマホの通知が鳴ってたな。

胸ポケットに入れていたスマホを取り出すと、今から乗る予定の電車がどうやら車両点検のため遅れているとのことだった。

なんと30分。


……おいおい、運転手トイレに籠りすぎだろ…

少しばかり目を細めて呆れてしまう。

こりゃ、今日は歩きで帰ることになりそうだ。


ま、もともと家は高校から二駅ほど乗ったところだからそこまで距離があるわけではないけども。

気分の問題だな、明日が土曜日で休みの始まりがこうも雨だとテンションがさがる。


休みってだけでテンションが上がってるから実質±ゼロだし、もともとインドア派の人間であるから困ることは全くないが。


強いて言えば洗濯出来ないぐらいか?

あと買い物に出かけるとき荷物が増えてかさばることか。


一人暮らしは結構きついな。

なんて思いながら歩いていると、家である十階建てのマンションが近づいてきた。


ようやく家かよと思っていると、


ガサツと金網のフェンスが揺れた音がした。


雨の中聞こえるなんて不思議だなと思い,上を見上げるとマンションの縁に人が立っていた。

細かいところまでは見えないため、あまり詳しく分からないがスカートが見えて髪が長くそこまで身長が高くないから女だと推測できる。


…稀にこう言う男性がいるが、この付近で見かけたことはないためそうではないと言い切れる。


そして、フェンスの外に出ているため一歩間違えればすぐに転落。

あたりどころが悪ければ即死だ。


つまりこの人は、雨が降っていて足が滑りやすくなっているにもかかわらずわざわざフェンスの外に出ている。


そこまでしてすることと言えば。





ーーーーーーーーーー自殺ーーーーーーーーーー





その漢字二文字が脳裏に浮かんだ。


他にもいろんな可能性を考えたが、自殺以外にありえない。


そう確信した瞬間、

「嘘だろ!?」

おもわず叫んでしまった。


今までこういう現場に立ち会ったことがない、まずそもそも論、立ち会うことすら稀だろう。


自分ができる行動は、

今から止めるべきか、それとも無視して勝手に死ぬのを待つか。


そう考えた瞬間猛烈な頭痛が頭を襲った。

まるで頭をこじ開けられるような痛みだ。


やはり、過去のことを思い出してしまうらしい。


もう()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。いや()()()()()()()()()()()()()()()()を見たくない。


だから俺は親から離れたんだ。


あいつを見習わないために。


話が脱線しちまった。

つまり助ける以外方法はないと言うことか…。


仮に今からマンションを駆け上ったとしても間に合うかどうか怪しい。

ましてや屋上にたどり着く前に降りられたらおしまいだ。


今から止めにはいけないか。


ならば下で待って、俺をクッションにして女性を助ける方法という手もある。


が、おそらく俺の体が持つかどうかはわからない。

クッションにするだけならなんて事もない。

けども女性を無傷で助けることは難しい。


だから、助ける方法はなかなかない。


一体どうすれば…って

「まじか!今飛ぶか!」


いやむしろ今まで飛ばなかった方がおかしな話だ。

そんなことを考えてなかった俺のミスだ。


って今はそんな反省をしてる場合じゃねぇ!


飛んだことによって体が垂直になって落ちてきてるこのままだとやばい!

その間に俺は全ての荷物を放り出してクッションになる体勢を整える。


賭けるしかない。


そう思っていると女性の体が横向きになった。

急いで落下地点に入り、そのまま女性は俺の()()()()()()()()


当然衝撃が来るが耐えられない程ではない。


何故かと言うと簡単に言えば俺は運動お化けのためこれぐらいへっちゃらである。

むしろもっと衝撃が来ると思ったが来なくてびっくりしている。


だから咄嗟に女性を抱きかかえたのだ。

()()()()()()()


(普通に考えてみればおかしい話だと思う。

人間が不安定な状態から降ってきているのだ。

しかも高速落下していて、ちゃんと落下地点に入れるかすら怪しいのに。


加えて落ちてきている人間は力が抜けていて難しいのに。


そんなことは後で思い返した時にわかった)


落ちてきた女性を見ると、俺の高校の制服を着ていた。

え?と思い顔を見るとそれは俺の学年のアイドル・星川(ほしかわ)(そら)だった。


「は?」

思わず声が出てしまった。


初めてのしっかりとした恋愛ものです。

…反応が怖い…


是非,ブックマークしてから次話に行くかほかの小説のところに行ってくださいね?

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