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第70話 聖剣

 シンとイマジン、両者の攻撃が正面からぶつかり、爆発が起きてからしばらく経った。

 巨大な地響きが長い時間続く。実際には数十秒程度だが、そこに広がる不気味なまでの静寂が時間の感覚を鈍らせている。

 辺りにはもうもうと黒煙が立ち込め、ヴァルハラの中庭を包み込んでいた。

 その黒煙の中に、立ち上がった一つの人影があった。

 人影は右手を体の左側に回して溜め、勢いよく振り抜く。それだけで半径数百メートルを覆っていた黒煙は一瞬で晴れた。

 黒煙が晴れたそこで立っていたのは、達也の体を借りたイマジンだった。無傷とまではいかないものの、あの大爆発の中心にいたとは思えないほどの軽傷しか負っていない。

 爆発の衝撃にやられたのか、彼は若干ふらふらとした足取りで一つの瓦礫の山の前まで歩いていく。

 その下には、見慣れたナイフを握った腕が一本、瓦礫の隙間から顔を覗かせていた。さらにその横にはもう一本、何も握っていない腕がある。しかもこれは瓦礫の下から出ているのではなく、無残にも切断され、無造作にそこらに打ち捨てられたようだった。

「ハハ……」

 乾いた笑いが、イマジンの口から漏れる。

「残念だったんですね。でもこれが、紛い物の実力だと分かったでしょ」

 瓦礫の山に言葉をかけるが、そこからは何も帰ってこない。ただ周りのモノが燃える音と焦げくさい臭いだけが彼の感覚に訴えかける。

 ふとイマジンは、瓦礫の山から出ている腕に目をやった。さっきまでは気にも留めていなかったが、腕と瓦礫の隙間からは血溜まりが広がっている。

 しかしそれを見た途端、イマジンの胸中をなんともいえない不審感がよぎった。

 人体には十リットルを軽く超える血液が内包されている。瓦礫に押しつぶされなどしたら水風船が割れたように広範囲の地面を赤く染めるはずだ。

 しかし地面にはその痕跡がない。地面の血溜まりはせいぜいペットボトルを床にぶちまけた程の血液しかない。

 出血の量が明らかに少ない。

「まさか……っ!?」

 イマジンは瓦礫の前まで移動するとはみ出た腕の上に乗っている瓦礫を強く蹴り上げる。それだけで五十キロはゆうに超えていそうな複数の石の塊が確実に二十メートルは後ろに飛び、瓦礫の山が一瞬で吹消え去る。

 そして、その下には―――――


 切断された腕以外何もなかった。


「しまっ―――――!!」

 その光景を見た後のイマジンの次の行動は速かった。しかし、行動に移るまでが遅すぎた。

 ほとんど反射的に後ろに高速で手刀を振るう。それを掻い潜り、一つの影がイマジンの背中に何かを突き刺した。

「あぐっ!?」

 痛みを堪える『覚悟』をする暇も与えてもらえず、突然走る激痛にイマジンは顔をしかめる。

 彼の背中に突き刺さっていたのは、二本の燃え盛る火柱。

 そしてその先には、失った両腕からそれらを発生させたシンがいた。

「お、まえ……!」

 ビリビリとした熱さと痛みがイマジンの背中を襲う。シンは力を込めてさらに突き立てた火柱を押し込んだ。

「かっ!?」

「苦労させやがって。まさか両腕犠牲にしないと追い込むことも出来ないとはな」

 あの爆発が起こった瞬間、右腕を吹き飛ばされたシンだったが、それによってこの奇襲を思い立った。彼はすぐに背中の炎で左腕も断つと気配を隠してじっと気を待った。まさかわざわざ油断させるために両腕を差し出すものはいないと誰でも思う。

 そして例に漏れず、その計略にイマジンははまってしまった。

 しかし、ぎりぎりとなおも力を込めて火柱を押し込んでくるシンに背中に力を込めて抗いながら、イマジンは不敵に笑ってみせる。

「恐れ入ったよ、まさかここまでやりやがるとはな……。けど、もう終わりです……」

 そう言って、ゆっくりと深呼吸をすると、

「     」

 あの聞こえない・・・・・詠唱を行った。

 すると瞬時に、彼らを中心に無数の光り輝く小さな球体が出現した。

 それを見て、シンは自分の血の気が急激に引いていくのを実感した。

「これは、『終末の光ライトニング・ダスト』!!」

 触れただけでこの小さな光が周りのものを飲み込み、瞬時に灰に返してしまう強力な精霊級魔術。

 そんなものに囲まれたとあって、シンの思考は一瞬真っ白になる。

「これで、終わりなのだ……」

 満足気なイマジンの声がシンの耳に届く。終末の光ライトニング・ダストは隙間なく彼らの周りを埋め尽くし、もはや逃げ場はどこにもない。

 そして、イマジンが指を何もない虚空に走らせると、空間を埋め尽くしていた終末の光ライトニング・ダストが一斉にシンに向かってきた。

(間に合えっ!! 頼む!!)

 シンはありったけの力を込め、両の火柱をさらに押し込む。

 だが、迫り来る無数の光球は速度を落とさずにシンに向かい続ける。

(間に合えぇ!!)

 そして、その内の一つがシンの体に、あろうことか頭部に触れた。

 パンッ! と。

 ビックリするほど簡単な、ちゃちなクラッカーのような破裂音とともに光球が爆ぜた。

「ハハッ」

 イマジンの口から笑いがこぼれる。ざまぁ見ろという感情がそこには滲み出ていた。

 最後にどんな死に様を迎えたかを見ようと、イマジンは首をめぐらせて後ろを見る。おそらく首から肩の辺りにかけて全てが灰になっているシンの姿を想像しながら。


 そこには、いたって変わることのないシンの姿があった。


 イマジンの思考が一瞬止まる。

 何が起こったのか、それを理解するのに神の能力はたっぷり五秒もかけてしまった。

「な、にが……」

 しかし分かったことはシンが死ななかったという事実・・だけで、それの理由・・がまるで分からない。だから情けないが、こんな台詞しか彼には出すことが出来なかった。

 しかし返ってきたのは不敵な笑みを零すシンの顔だけだった。

「さあな。多分これから分かるだろう、よ!」

 シンの顔が若干苦しそうに歪む。すると彼の背後に発生していた炎の翼がその大きさと輝きが一際増した。まるで太陽のように、翼は辺りを煌々と照らす。

 そして、まるでその光に立場を奪われたかのように、周りに漂っていた終末の光ライトニング・ダストが一つ、また一つと消えていく。そしてそのたびに、翼の光が増していく。

 それを見て、イマジンの脳裏にシンが生きていたことの答えが浮かび上がった。

「まさか貴方……、俺からマナを吸収して、発散させてるのか……!」

 イマジンの言葉に、シンは悪戯いたずらが成功した子供のようにニィと笑った。

「正確には天使の力テレズマだろ。自分の力なんだから正確に言えよ」

 そこで初めて、イマジンはシンが中途半端に自分の背中に火柱を突き刺したままだったのかを理解した。

 この背中の傷は深いが致命傷というほどではない。これは攻撃のためではなく、あくまで自分から力を吸い上げるためのパイプだということに。

 どれだけ人と同じような意思を持っていようが所詮能力。そのもとを吸い出されてしまえば当然ながらイマジンは消滅してしまう。

 これがシンの考え出した解決策。達也を殺す以外で見つけ出したイマジンの鎮圧方法。

 シンは両腕に生やした火柱に力を込める。それだけでイマジンの天使の力テレズマは吸い上げられ、シンの背中の炎の翼から熱と光になって霧散していく。

「どうだよ。このままおとなしく消えてくれ。それがお互いに最高の形の決着だろ」

「……欲しいなら、いくらでもくれてやる、こんなもの……」

 静かにイマジンの零した言葉に、シンは覚悟するように歯を食いしばった。

「受け切れるなら―――――受けきってみろぉーーーーーーーーー!!」

 この作戦を思いついたときから分かっていたこと。それはイマジンの力の許容量。

 神と名乗るだけあり、イマジンの天使の力テレズマの量は常人と比べることが出来ないほどの差がある。そんなものをただの人の体で吸収してしまえば数秒と持たずに身体は粉々に弾け飛んでしまうだろう。

 そして、ただ吸い上げて放出するだけでも一度は人体を通さなければ・・・・・・・・・いけない・・・・

 そして、それが来た。

 バリバリバリィッ!! と。

 まるで雷が落ちたような感覚がイマジンの背中に突き刺した火柱から自分に向かって来た。イマジンがシンの構築した天使の力テレズマ吸収用のパイプに逆に自ら天使の力テレズマを流し込んできたのだ。

 慌ててそれらを熱として背中の翼から放出した。

 そうやって生成された翼は爆発したように膨れ上がり、一瞬で数百メートルもの大きさに膨れ上がった。

 そうまでして放出しているのに、シンの身に伝わる体を内側から焼くような感覚は消えない。むしろ放出していけばしていくほど痛みが増していく。

「根競べといこう!! どっちが先に終わるか勝負です!!」

「簡単に……言いやがって……」

 そうこうしている内に早一分が経った。それでもまだイマジンの天使の力テレズマの放出に衰えは見受けられない。

 集中していなければすぐにでも気絶してしまうような痛みに耐えているシンには、むしろさっきよりも勢いが上がったような感覚すらある。

「それでも……」

 救い出す。

 シンの頭にはそれしかない。どれだけの苦痛が自分の身を襲おうとも絶対に仲間を、友達を救い出す。

 その決意だけが、今のシンを支えていた。

 しかし、熱に変換した天使の力テレズマを完全にコントロールできずに、すでにその体は所々が重度の火傷を負い、服や肌からは黒い煙が上っている。

「ぬぅあああああああああ!!」

「ここで残念なお知らせが」

 苦痛に表情を歪めるシンとは逆に、嘲笑するように顔を歪めたイマジンが愉快そうに話しかけてくる。

「ここでさらに威力が上がります♪」

「ッ!?」

 瞬間、今までとは比べ物にならないほどの激痛がシンの身体中を駆け巡った。

「ああぁぁぁあああああああああああああ!!」

「ハHAハはハハははハはハハ!!」

 絶叫と笑い声の二重奏デュエットが紅蓮の光に包まれた空間に響き渡る。シンはなんとか翼を最大出力で広げるが、それでも流れてくる天使の力テレズマを流しきることが出来ず、体に残った天使の力テレズマがより一層苦痛を増幅させる。いかに神の如き者ミカエルの力で天使の力テレズマに対して強い耐性ができていても、この量はそれを上回りすぎている。

「か…あ―――――!」

 激痛に意識の全てを持っていかれそうになる中で、シンは叫んだ。

「達也ァアーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 そして、辺りはまばゆい光に包まれた。






(ん―――――?)

 誰かに呼ばれた気がした。

 開放感で溶けかけていた達也の意識は、そんなちょっとした感覚で覚醒した。

 しかし目を開けても、眼前に広がる真っ白な空間には誰の姿も見えない。

 しかし、確かに聞こえる。

 自分の名前を呼ぶ声が、どこから聞こえてくるかは分からないが、確かに感じる・・・

 痛い。

 その声を聞くだけで、胸が痛くなる。

 ずきずきと、まるで声の主の感情が伝わってくるように、胸の芯が痛くなる。

 いったい誰が自分を呼ぶのだろうと、それを探そうと首をめぐらせる。

 すると、真っ白な世界しか移さなかった自分の眼に、いきなりどこかの景色が映し出された。どうやら自分が望んだから見ることができるようになったらしい。

 そこには、蒼白の光に包まれ、全身を焼かれる友人の姿が映っていた。

「シン!?」

 そこで、初めて達也の口から声が出た。前に乗り出して手を伸ばすが、その手はただ空を切る。眼には映っているがそれはここではないどこかであり、そして自分の眼は友人の無残な姿を映し続ける。

『あああぁぁああああああああ!!』

 悲痛な叫びが達也の耳に届く。耳を塞ぎたくなるほど痛々しい声だった。

「待ってろ、今すぐそっちに行くから!」

 達也は力強くそう言い放ち、出口を探そうとする。が、何かにあしを掴まれるような感覚に視線を下に向けた。

 脚が空間と一体化していた。

「なっ!?」

 脚は確かに掴まれていた。だが、そのスケールが違いすぎた。さっきまでは何も感じていなかった脚が、その現状を目の当たりにしたことでどんどん違和感を覚えていき、それと同時に不安と恐怖が意識を食い荒らしていく。

 それを認識した途端、空間がまた少し、達也の身体を喰った・・

 思考が、バラバラにちぎれ飛んだ。

「あ、あぁぁああああああああああああああああああ!!」

 何も考えられず、ただ足掻いた。這うように前に進んで逃げようとすれば、前に進んでいるという感覚は体に伝わってくる。しかし実際に進んでいるのかどうかさえ分からない。それもまた達也の恐怖に拍車をかけた。

 そして前に進んでも、空間は達也を喰い続ける。脚がどんどんな無くなっていき、ついに足の付け根から下が消えた。それでも、身体が消えた感触がない。それが怖い。ただ怖い。ここが怖い。

「あ、あぁああ!! ああぁあああああああああああああ!!」

 自分を取り込む空間の恐怖に、達也は眼前にただ手を伸ばした。そこには、身体を焼かれているシンの姿が映っている。

 関係なかった。助けて欲しかった。

 助けたいとさっきまで願っていた相手に助けを求めるほど、達也の頭の中は混乱している。あらゆる思考がないまぜになって何を認識しているのかも曖昧あいまいになってくる。

『待って……ろ……』

 そんな状態でも、たった一つの声は聞こえた。

 その声に一瞬思考が元に戻り、不思議なくらい落ち着いてその声に聞き入る。

『今すぐ……助けて、やる……。そこから…出し…て、やる……』

 助けられなければならないのは、どう見ても自分であるはずなのに。その声の主は、シンはうわごとのように言葉を紡ぎ続ける。

 だがその声は、どこまでも真っ直ぐで、どこまでも強い決意に溢れている。

 その声を聞いていて、達也の頬を知らず知らずの内に涙が伝っていた。

 まるでシンの気持ちが手に取って分かるかのように、自分を思ってくれるその気持ちを理解できた。だからこそ、気付いたら涙が出ていた。

 空間は今もまだなお達也を喰い続ける。

 しかし、達也はもう取り乱したりはしなかった。ただ眼前に手を伸ばし、力の限り叫んだ。

「シンーーーーーーーーーーーーー!!」

 助けて欲しい、という声ではなかった。

 助けたい、という心しか感じられない声だった。

 空間が、壊れる音が響いた。






「ぬぅ……がはぁ!!」

 意識が朦朧とする。足下がおぼつかない。

 それでも、シンはたった一つの信念でその体勢を崩さない。

 そのときだった。彼とイマジンを中心に発生していた光が突如として巨大な閃光に変わる。

「なにっ!?」

 イマジンがギョッとしたような反応をしているところを見ると、どうやら彼がやったことではないらしい。もちろんシンがやったわけでもない。彼にはもはや小細工を行うだけの力は残っていない。

 当事者である二人が困惑している刹那、閃光に飲まれた景色が歪む。

 重力が消える感触と脳を高速でシェイクされたような感覚が一瞬二人を遅い、すぐに消えた。反射的に目をつぶっていたシンが恐る恐る目を開ける。

「ここは・・・!?」

 そこは青い空が広がる屋外ではなく、なめらかに磨き上げられた石造りの室内だった。

 そして二人が立っているすぐ脇には、その空間には場違いなコケの生えた汚い岩と、それに突き刺さった一振りの剣があった。

「これは・・・!!」

 イマジンの顔がさらに強張った。イマジンも、そしてシンも、この目の前にある剣を知っている。


 聖剣エクスカリバー。


 かつて一人の少年に王となりうる力を与えた伝説の剣。

 その形は滑らかで美しく、その刃は長年この場に不動のままあったとは思えないほど艶やかに輝いている。

「は、離せーーーーー!!」

 突然、イマジンが血相を変えて暴れ始めた。背中の傷口が広がっていくが、そんなことも気に留めず、彼はエクスカリバーから離れるように逃げ出そうとする。

 そのジタバタと振り回される腕を、灼熱の手が掴み上げた。

「逃がすかよ」

 シンがニヤリと笑った。失われていた左腕には燃え盛る炎でできた腕が生え、イマジンの腕をギリギリと締め上げ、同時に触れている部分を焼く。

「やめろっ! 離せぇ!」

「こんな剣一本に何ビビってる。神様ともあろう奴がよ」

 今まで苦悶の表情だったシンの顔に薄っすらと笑いが浮かぶ。炎の腕はイマジンの手を持ったまま、エクスカリバーにゆっくりと向かっていく。

「離せっ! やめろ!」

「エクスカリバーについて詳しいことは知ってる訳じゃないが、お前にとってこれがそれほど取り乱すくらいの力を持ってるなら―――――」

「     」

 僅かな『音』がイマジンの口からつむがれ、炎の腕は一瞬でかき消されてしまった。しかし、消えたすぐ後に再びその腕は別の腕に掴まれる。今度は炎ではない。今度は生身の人の腕、紛れも無いシンの腕だった。

「再生させるには充分な時間だった」

 イマジンの腕を掴みながらも、もしもを想定して再生を始めていた腕が完成し、シンは算段通りに事が運んだことで若干嬉しそうな顔を見せる。

「こんのぉ!!」

 再び腕を離そうとするが、さっきまでの魔術では無く生身のシンの腕の力は甚大だった。精神力を使う魔術などより、日々鍛錬を重ねて鍛え上げた自分の身体のほうがよっぽど扱いやすいのだろう。

 そしてさらに、今までイマジンの背中に刺さっていたもう一本の炎の刃が消え、代わりにその場所から真の右腕が生え、両手でイマジンの腕を掴んだ。

「うぉおおおおおおお!!」

 そのまま一気に、イマジンの腕をエクスカリバーに押し付けた。

「やめろぉおおおおおおおお!!」

 瞬間、膨大な光がエクスカリバーから放たれた。

「うぉおっ!?」

 その圧倒的な光量に思わずシンは目を瞑る。まぶたを介しても光は彼の目に強引に侵入してきた。

「あぁあああああああああ!!」

 そして聞こえてくるイマジンの絶叫。まるでそれが原因であるかのように洞窟内部が振動し始める。

 放たれ続ける真っ青な光は一筋の光線となり、洞窟の天井を突き抜け、その上空にあった雲を蹴散らし、空へと伸びて消えていった。

どうも!


何だかまた次第に書くペースが遅くなってきています。すいません。

そんな自分ですが、このたび待望の二作目を出すことが出来ました。


書くのが遅いのに自分でも何してんだと思いますが、新たな空気を取り入れて頭の中をサッパリさせると作品を書く速度も上がると思うんです・・・多分。


この作品と同じSE系ですが、バトルよりストーリー面が重視の作品です。ぜひご覧になってみてください。


新作『機械魔術の禊人』 http://ncode.syosetu.com/n3643x/


それでは、また次回。

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