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これで完結となります。

お化け屋敷にいけない程度怖がりなら避けたほうがいいかもしれません。

ここまで僕の妄想に付き合ってくれてありがとう。


今日も

その続きだよ









中学に入った僕は運動が嫌いなのに運動部に入ったんだ。


いやぁ、非常にバカなことをしたと思ってるよ。


まあ、中学についてはそんなもんだな。


書くことがないというより忘れてしまったよ。


忘れてしまいたかった、のかもしれない。


まあ、知らないけど。




それで、高校に上がるわけだけど。


中学の失敗をもとに僕は文化系の部に入ったんだが、半分弱くらい運動部みたいなところがあったんだよ。


平日は毎日活動だし、準備運動はするし、筋トレ、体幹トレーニングもやる時があった。


まあ、中学の時よりはそれなりに楽しかったかもしれないけど……


そんなこんなで楽しく過ごしていたけど2年の夏あたりから勉強のほうがやばくってね。


いや、それ以外もか。


生きる気力?みたいなものがパタッと、なくなったんだ。


最初は些細な感じで、

(あ、最近泣いてないなー) って思ったんだ。


小学生の時にしょうもないことで泣きすぎたんだと思った。






でも、問題はそっからだ。






味がしなくなった。何を食べても美味しいって思わなくなった。


大好きだった食事は栄養を摂り込むだけの儀式になった。腹も空かなくなった。


人の話すことを言葉として理解できなくなった。


元から苦手だった人との会話はもはや成立しなくなった。


打算ができなくなった。


思ったことを無駄に口にすることが増えた。独り言なので当然気味悪がられた。


物事への関心もなくなった。


自傷行為というのも始まった。


感情が

どっかいった
































僕は家を出た。


頼りになるものは何一つなかったし、当てもなかったし、考えなしの状態で。


捜索願は出すなっていうのだけ置手紙に書いたはずだけどどうだろう。


あの時書いたのは文字なのか、今では分からない。








そんなところでこの話はおしまい。


今まで僕の妄想に付き合ってくれてありがとね。









ダムが決壊したかもしれない。


いや、もうとっくにしていたのかもしれない。それにようやく気付いたのかも。


どんな感情でも溺れるほど浴びると案外気持ちがいいものだなぁ。

(それこそ怒りでも悲しみでも、寂しさでも)


そして、それを客観視している『ボク』は誰だい?


僕?君?それとも
































かがみのなかでちまみれでほうちょうをもった『この子』?

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