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『桜舞う季節は、別れもあるけれどね、新しい出会いが花びらの中に隠れてる(前編)』

 『実験小説!オシャレ・ライダーver2』

 いきなりですが、今回は料理バトルです。何故、いきなり料理なのかは、たまたま、テレビつけたら、料理バトルやってたからです。

 あと、いちいち登場人物を考えるのが難儀なので、前回と同様、過去作のキャラを使わせて頂きます。




 2008年2月某日。

 この日は、S県K市は戦場と化す。

 今日のため、市内体育館を貸し切り、腕に覚えのある強者が集う。

 スタジアムと化した体育館には、所狭しと、様々な器材や、材料が用意されていた。多くの観客がアリーナで、これから始まるこの戦いの行方を見守っていた。

 そう、この四年に一度の料理バトルを…。

 出場者は、選ばれし腕利きの料理人たち。果たして、その手に優勝を掴むのは…。



「さぁ、皆さん、お待たせいたしました。四年に一度の祭典、『料理による武力介入こと、反逆の料理祭り』も、いよいよ決勝戦です…」

 いきなりだが、もうクライマックスだ。

 そんなクライマックスな状況を、スタジアムの中心から、司会者のゼファーナ・春日が、アリーナで固唾を飲む観客たちに告げる。

 そして、司会者は右手を挙げた。右手の先には、キッチンに立つ、決勝戦まで生き残った勝者が居た。

「まずは、ファイナリスト、地獄のなんでも屋に居座るフリーター少女、レビン・ハチコ!」

 司会者に紹介されると同時に、スポットが一人の少女を照らす。

 大きな歓声が響き渡り、その声に、彼女は大きく手を振って答える。

「えーっ、彼女は、卵かけご飯と、とろろかけご飯、納豆かけご飯などと、いろんなものをご飯にかけることを武器に勝ち上がった強者です。さて、レビン・ハチコさん、自信のほどは?」

 と、司会者が彼女に、インタビューする。

「えーと、なんで、あたし、簡単なご飯だけで、生き残ってるんです…」

「はい、続きまして!」

 会話の広がりそうにない彼女のコメントを切り捨て、今度は左手を挙げた。

 司会者の左の手の先にあるキッチン。

 そこに立つのは、我らが、越島ジェリ。

 今回は、着物に割烹着を着ており、髪の毛を上品にリボンでまとめ、どこか、江戸時代あたりの日本人女性の姿であった。


 説明しよう!

 越島ジェリは、着物を着ることにより、純和風のおしとやかで、煌びやかで、和やかなハイカラ京都美人になるのだ!!

 そして、ジェリは、この料理が得意なハイカラ京都美人の人格を使い、ここまで勝ち上がったのだ。


「そして、対するファイナリストは、料理界の壬生の狼こと、フリーター、越島ジェリ!!ていうか、この作者の作品、働かない奴、多っ!!」

 と、司会者がジェリを紹介した。

 遠くから、同じくファイナリストでフリーターのレビンが彼女を見つめ…。

(あたしより、美人やんけ…)

 と、思っていた。

「はい、では、越島さん、なにか一言…」

 司会者が、スポットの当たったジェリにインタビューを求めると…。

「別に…」

「あっ、はい…」

 司会者を、切り捨てるように答えた。

 ハイカラ・ジェリは限りなく、沢○なのだ。

 たぶん、ジェリの人格でコミュニケーション能力が高い人格はない。

 司会者は仕切り直し、今度は審査員席に手を向けた。

「そして、このたぶん、歴史に残りそうにない対決の審査をするのは、この7人だ!」

 と、スポットが審査員席に当たる。

「左から、『俺の料理は、クライマックスだ』でお馴染み、腿太郎さん。『僕に食べられてみる』でお馴染み、裏太郎さん。『俺の料理は、泣けるでぇ』でお馴染み、シャドー月さん。『不味いけどいい?答えは聞いてない』でお馴染み、琉太郎さん。『狙い撃つぜ!』でお馴染み、ジーク東郷。『仙道なら、なんとかしてくれる』でお馴染み、ヤザン・デ・ネブ。そして、最後は『地獄のなんでも屋、フリーナイン』で馴染みのない、焼野原九乃助さん!以上の七人が、審査員です!!」

 と、司会者が読み上げた。

 審査員である、焼野原九乃助は、こう思っていた。

(なんか、俺だけ、浮いてる…)



 ご飯の上に、いろいろかけるレビン・ハチコ。

 料理の腕は良いけど、性格に問題のある越島ジェリ。

 この二人の対決に、会場の熱気はピークに達していた。

 そして、司会者が大きく腕を上げ…。

「いよいよ、ゴングの時間です!!」

 と大きく叫び、料理対決の開始を告げた。

 果たして、勝利の行方は!?



 次回に続く。

越島ジェリの人格その4 ハイカラ・ジェリ:性格、おしとやかな純和風の京都美人だが、インタビューされるのが嫌い。全人格中、唯一、人並みのことが出来る。

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