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孤独な世界に潜む瞳が見つめるもの


都会の光と闇

その狭間で見る世界は、どれもが何かを求めるように光で彩られている

さ迷いながら歩く人達の背中を見ながら歩きながら

自分自身のこの場所で存在する理由生きる意味を心の中で議論していた。


交差点の赤信号を見ながら多くの人が青になるのを待つ

無数の車が通過していく

様々な思いを抱きながらそれぞれの運命を生きている

俺は、何気なく腕時計を見ながら

約束の時間まで余裕があるのを確認して信号を見ると赤く輝く信号がほんの少し歪んで見えた。


悪い予感の胸騒ぎ…

少女と別れてから俺は、部屋に帰り

いつものようにお風呂に浸かりながらリラックスしながらぼんやりと色々な事を思い出すように考えながら湯船に浸かっていた。

そしてお風呂上がりの冷たいビールを飲みながらソファーに座りながらテレビの電源を入れてニュースを見ながら国際問題や伝染病の話題を見ながらぼんやりと現実じゃないような現象の世界を見ていた。

エボラの流行…世界を恐怖に染めていくニュース

日本では、そんなニュースは他人事のように感じるのかもしれない

現実味がない話題の現実だと言えるだろう


不意に、あの少女の事を思い出す

少女は、何に怯えて一人悩んでいるのだろうか?

俺自身分からない事で、何も力になれないのだけど状況次第で警察に相談すればいいと考えていた。

そんな時、スマートフォンの呼び出し音が鳴る出るとあの少女だった。

少女は、何かに怯えながら喋るどうして怯えてるのか分からないまま明日会う約束をして電話を切ると俺は、ソファーから立ち上がり

奥の部屋にあるベッドに倒れるように眠りについた。


そして不可解な夢を見た。

何気なく普通に歩いていると漆黒の闇が目の前に迫りその闇に身体が飲まれて苦しみもがきながら起きる

もう一度眠ると同じ夢を見て苦しみもがきながら起きた…。

不意に不安感が胸によぎるが、激しい喉渇きを潤すように冷えたミネラルウォータを冷蔵庫から取り出し飲むと何気なく窓辺に向かい

夜の街並みを眺めていた。


赤信号が青信号になり

立ち止まっていた人達が歩き始める波に流されるように歩き出す

ただひとつの流れに流されるように歩きながら空を見ると空は青く染まっていた。

やがて賑やかな繁華街を過ぎて裏路地を歩きながら薄暗い小道を歩く

少し湿気を感じるような薄暗い世界の街並みが広がる

まるで、都会の光と闇の世界っと言うべきだろうか?


やがて木造建てのアパートに辿り着くと俺は、辺りを見ると人気がないように感じていた。

少女は、この薄暗い世界の住人なのだろうか?

ひとそれぞれの生き方は、複雑なものがある

恵まれて育った者と恵まれず育った者…

俺は、その闇の深さを知っているのかもしれない悲痛な現実だろうか…。

少女の部屋の玄関まで行くと玄関には名札が飾られていた。

鏡花(きょうか)っと書かれていた。

そして呼び出し音を押して辺りを見回してみると遠くの空に、スカイツリーが見えた。


しばらくすると木製の玄関の扉が開くと少女が悲しげな瞳で俺を見つめていた。



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