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孤独な世界に潜む瞳が見つめるもの

混乱と恐怖の連鎖…


誰もが抱く感情

それらの導く意味と意図は、何が隠されているのだろうか

現実離れした現実が全てを変えたのかもしれない

人は、なぜか絶望を作り出していく

そして心を傷つけ心を奪う事を繰り返していく

人は、心の中に何かを常に抱きながら生きている

闇の囁き声に翻弄されるように…。


都会の片隅に住み着くように俺自身生きる意味もなく運命の流れに従うように生きていた。

いつしか人間関係を持つ事もなく

閉鎖された世界を生きていた。

かつては、無知過ぎた願望や願いを抱き戦い続けた日々があったが…その戦いの果てに残ったものは、人間の愚かな罪と身勝手な無知の願望の残骸だった。

俺もそうだった。

誰もが孤独と虚しさに心は疲れはてたのかもしれない


いつしか…願いは、小さな幸せを求めるものになったのかもしれない…。

素朴な仕事をして眠る前にビールを飲む

そんな普通の日常が心から安らげる精神安定なのかもしれない…。


でも運命は、そんな暮らしをする俺を許せないのかもしれない


あれから奇妙な噂もなくなり

やがてあの時の事が、夢だったように普通の人間の暮らしをしていた。

違和感と不安定な心情もあったが、いつしか普通の暮らしが何も苦もないものになっていく

生と死の奇妙な輪廻した螺旋の渦の運命から

謎を解き明かし罪人を裁く義務もなく責任もない世界で生きていて

いつしか、この何も刺激のない平凡な暮らしが心地よいものかもしれない


人は、様々な運命に翻弄されながら生きている産まれて来てから死ぬまで知らず知らず

その運命に導かれ生きていく事が運命付けられているのかもしれない


都会の片隅で、無知で無力な人間と生きている瞳で見てると全てが誰かの意図で創られた世界で生きているのかもしれない

都会の片隅の小さな公園で、いつものように野良猫にミルクをやりながらぼんやりと星空を眺めていた。

数少ない友人の一人のような野良猫は、どんな運命を歩んできたのだろうか?

人間と同じで、裕福な家庭の生活をおくるものや普通に暮らしをするものや路上生活をおくるもののように動物達も不可解な運命に翻弄されながら生きている。

その野良猫もいつしか首輪付けられ毛並みも綺麗なものになっていた。

恐らく飼い主が寝てる隙に抜け出し俺に会いに来るのだろうか?

ミルクを飲み終えるとひと鳴きしながら歩き出す…まるでおやすみと言っているように思えた。

俺も歩き出しながら綺麗な夜空に浮かぶ月を見つめながら何故か穏やかな気持ちになるような感じがしていた。


いつしか過去の出来事を耳にして興味を抱き訪れる者来る

俺自身、何も記録にもされない歴史に名前が刻まれるような事はした覚えもないし

警察みたいに正義の為に戦った覚えもない

ヤクザのように仁義を誓い荒れ果てた世界を歩んだ覚えもないが、彼等からしたら同類の人種のような気配を感じるようなものかもしれない…。


ただ、ひとつの動乱と論争と戦乱の渦に居ただけで…ただ最後まで一人でその奇妙な現実を見届けただけの事で、特に特別な事もしてなければ行動もしなかった。

ただ、一言だけ呟いただけだったのかもしれない…それが全ての歪んだ現実を終わらせただけだったのだろう…。


一人の少女に出逢い全てが始まる

全てが何かの意図で仕組まれた呪われた運命に翻弄されながら生きる少女は、何も宛もない噂だけを信じ何も記録もない情報もない不確かなものを信じ

少女は、一人都会の片隅で救いを求めていた。

論争と瞑想と不確かな現実に心が傷だらけになっていた。

孤独のままで少女は、うずくまり座りながら悲しげな瞳で俺を見ていた。


俺は、いつものように警察に相談するように説得しながら少女の話を聞きながら

客の居ない喫茶店の窓辺の席に座りながら

少女の救いを求めるような言葉を聞きながら

いつもと変わらないありきたりなアドバイスを繰り返しながら少女を見てると酷く怯えながら周囲を気にしていた。

俺も周囲を見るが何も異変も恐怖も感じない

何気ないごく普通の世界に見えるけど、少女がそんなに怯える理由が気になり

携帯番号を教えると少女は、怯えた表情から少し微笑むと何故かお礼を言われた。



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