文法講座 果たして必要なのこれ?!
むしゃくしゃしてやりました。反省はしてませんが後悔はしています。
とかそんなことはありませんが、ずっと読んでいてフラストレーションが溜まった結果だと思っておいてください
注意!!
これは作者である私、ガキ坊がいろいろな『なろう』作品を読んで思ったことを書き綴ったものです。
作者が見聞きしたこと、つまりは実体験の知識がもとなので間違ってる可能性もあります。ですから本当に興味のある方だけご覧ください
一.助詞、助動詞
まずなろう作品を読んでいて非常に多いのが「助詞」「助動詞」がおかしいものです。
よく、「をにとでへ」といいますが、これらを間違っているものは多いですね。ですがこれは非常に読みにくくなる元だと思います。
例えばです。以下の二文を比べてみましょう
A「ガキ坊は作品を書いた」
B「ガキ坊は作品に書いた」
「を」と「に」の違いしかありませんが、意味は全然違うのがお分かり頂けると思います。
Aはガキ坊が何か作品を仕上げたということになりますが、Bは作品の中に何かを書きこんだという意味になります。
こういったミスは自分を作品を書いてみて、「なるほど、してしまうものである」とは思います。
ただ、それを免罪符にしていると読みづらさは大きくなると思います。
読者数が有名なところと違って少ないくせに偉そうなことを言うなと仰りたい気持ちはわかりますが、読み手に対して不快感を与えないというのは大事だと思います
二.主語、述語
次になろう作品を読んでいて多いと思ったのが「主語」「述語」がおかしい文です。
作者もよくなりますが、文を書いているうちに表現がおかしくなることがあります。
例えば次のようなものがあります
A「ガキ坊は作品を書いた」
B「ガキ坊は作品を書いたのは彼である」
Aは先程と同じ文です。違和感はないかと思います。続いてのBはどうでしょうか? こういった書き方がアリだと仰るなら私達は友達にはなれないですね(笑)
ほんの一例ですが、こういったのも読み手を混乱させる元であると思いませんか? 作者はそう思います。
三.漢字
ある意味一番多いのがこれだと思いますが、漢字の誤用です。
とくに多いのはやはり同訓異字、同音異義語と呼ばれるものですね。作者も子供のころは漢字苦手で毎回書けませんでした。読めはしましたが……。
例えば以下のようなものがあります。
A「ガキ坊は成功を収めた」
B「ガキ坊は成功を修めた」
どちらが正解かおわかりの方も多いと思います。この場合はAの「収める」ですね。
今回は同訓異字を礼に、失礼しました。例に挙げましたが同音異義語でも多いですね。原因は多分ですけどパソコンや携帯で変換出来ちゃうからだと思います。
漢字は表意文字と言いまして、意味を必ず持っています。私達日本語を嗜んでいる人は漢字を見るだけでその意味をすっと理解しているのです。だからこそ漢字を間違うと文意がおかしくなるのです。
「誤字脱字はご容赦ください」←こういった声、といいますか前書きなども見ますが、読者を馬鹿にしているのかと……言いすぎですね。申し訳ありません。
ただ、作者の感覚から言いますと、作者の感覚ですよ! 作者の感覚から言いますと勉強不足としか思えません。せめて誤字と丸わかりの部分くらいは手直ししてほしいところです。
四.敬語
敬語は残念ながら、なろうどころかそこらの喫茶店とかでも普通に間違ってたりします。そしてその間違いは地味に定着してきていたりします。
作者ももしかしたら間違いを犯しているかもしれません。気をつけてはいますが……。
敬語は小学校、中学校、高校と全てあまり詳しく教えてくれませんし(注:作者の独断と偏見。ちなみに作者はそうでした)、大学でも語学系でさらに日本語コースとかでないとなかなか教わらないものです。
だからといって、見逃すのもどうかと思いますよ、作者は。
ではいつものように例を出しましょう。
A「ガキ坊がお書きになった」
B「ガキ坊がお書きになられた」
皆さんはどちらをお使いになりますか? 結構Bと答える方も多いのではないでしょうか。正しい日本の敬語ですとAになります。
Bのほうが敬意がこもっていると考えるんでしょうか、普通にスーツ着たおっさん連中でも使いますよね。
敬語の作り方を簡単にご紹介だけしておきたいと思います。
Ⅰ.尊敬語
まず、尊敬語からですね。これは主語が相手側の時です。大体は目上の人などですね。
①お~になる 他、ご~になる、お~なさる、ご~なさる
基本は最初の「お~になる」ですね。
まぁなんでもいいのですが「書く」で「おかきになる」とかですね
②~れる(られる)
これは敬意を表すことにかけて一番弱いかもですね。
これも「書く」でいきますと「かかれる」になりますね
③特別な表現
これは結構知っている人も多いと思います。
例えば「言う」を「仰る」、「食べる」を「召し上がる」ですね
Ⅱ.謙譲語
次に、謙譲語となります。これは主語が自分側の時です。大体は私とかですが、たまに身内とかでも使います。
①お~する 他、お~いたす、ご~する、ご~いたす
これも謙譲語での基本形とも言うべきものです。
「書く」でいきますと「おかきする」ですね
②特別な表現
これも結構知っている人は多いと思います。
例えば、「言う」を「申す、申し上げる」など、「食べる」を「いただく」ですね
よく食事前にいう「いただきます」は敬語だったんですね、あらびっくり(笑)
これは三の漢字のところと関係しますが、非常に多いミスが「うかがう」ですね。
よく「伺う」としている方がいますがこれは謙譲語で意味は「聞く」なんです。相手を見る時のものは「窺う」ですね。ほんとよく見る間違い。
Ⅲ.丁寧語
最後は、丁寧語ですね。これは他の二つとは違って、接頭語や接尾語で使いますね。
例えば「ご飯」や「お箸」、ほかに「ガキ坊です」や「書きます」などですね。
まぁこれはあまり間違う人はいませんから大丈夫……かな?
Ⅳ.間違い方
なろう、でよく見かけるミスは以下のものが多いです。
「お書きになられる」、「おっしゃられる」、「おられる」などですね。特に最後は普通に世間でも多用されていますから皆さん誤用しますね……。
ちなみになぜ「おられる」がおかしいかと言いますと、「おる」は謙譲語なんですよ。偉そうに聞こえるので「おります」で使いますけど(笑)
つまり謙譲語に尊敬語を混ぜてるんですね。きちんというなら「いらっしゃる」がいいと思います。それか使わないか。
以上、ガキ坊によるガキ坊のためのガキ坊の憂さ晴ら、ごほごほ、文法講座でした。