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プロローグ
俺の名前は佐久間 亮。クラスの奴からは
「りょう」
って呼ばれてる。
高校に入学してから3ヶ月……
高校入試が昔のことのように感じられる今。
ろくに勉強もせずに偏差値 約65の公立の高校を受けて、
惨敗。
結果が発表される前から落ちることは目に見えていた。
その結果今ここにこうしている。私立高校に…
施設が整っている??そんなことはない。
クーラーが2台、教室を冷やしているだけだ。
だるい。眠い。
恋したらこんな俺もかわれるのかなぁ……
って今まで思ってたけど、そのとおりかもしれない。
月曜日 1限《国語》
前から3列目、彼の左、3人目が宮本さん。
彼が気にしている人だ。現に今も横目で彼女の方を盗み見ている。
男子の中では中村さん派と宮本さん派がある。
彼は宮本さん派だろう…
初めて小説を書きました。至らない点が多々あったと思いますが、最後までお読みいただき感謝です。