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エレメンタルワールドⅡ~統合記録・波~  作者: ゆめみじ18
第4章「アンケ実力編」今現在歴2030年4月3日〈水〉

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第71話「転・VS試験管③」

「……状況整理いる?」

「ん~じゃあ解説しとくか、現在、外界ではアンケ実力編でプロ達が己の技量でしのぎを削っている、よりよく内界を表現出来るかの勝負、そこに善悪は関係無い。国会の音声は作品を劣悪にするただのノイズ……」

「……まあ、現実世界で何が足らないかの指標にはなるがな。……少なくとも熱中・没頭とはほど遠い冷静さになる……」

 GM姫と桃花先生は太陽と砂漠の上で、熱風と汗をかきながらそのゲームを見守る。


 対する内界は一次創作の写経と二次創作の写経の応用が出来る……って所まで来て。で、この時点で咲の波動色が〈何か〉を感じた。


 外界から漏れ出た波動色に、何かを感じ取った咲。それはよくある画力勝負での〈鳥肌〉、全てを数段圧倒させる、最上位に優位性を何でも持って行ってしまう鳥肌。

 桃花先生は久しぶりにそれを感じた。


 そして、咲は、古典とか写経とか言っている場合では無くなった……!

「私の土俵は文章だ……! そして鳥肌は視覚情報(・・・・)! 画力で出来るなら文章でも出来るはずだ!」


 それは全く別の次元での思考……つまり、どうやって文章(・・)鳥肌(・・)を出させるか? という更なる頂きの乾き、渇望だった。


 ――まだ昇ってない頂きがある!!

 ――同じ眼力(・・)なら出来るはずだ!!


「お前ら試験官が望んでんのはこういうのだろ? 待ってろ、全てを凌駕する圧倒的な高みへ私が連れてってやる……!!」


 《情報を更新しました、イベント名「文法で鳥肌を立たせろ!」に上書きします》


 咲は腹ぺこ狼みたいに、欲望と本能に動いた。


 その言葉を聞いて、牛試験官は望んでいたかのように笑みすら浮かべて。

「待ってやる。ただし条件がある、あまり強い言葉を使うなよ。弱く見える……俺を失望させるな」

「お~け~……」

 咲は戦闘準備の為に1ターンお休みの姿勢に入った。


「……ふむ、では残りの相手は俺がしてやるよ」

 蟹試験官が、残りの5人に標的を定める。ターゲットが移動した。


 その前に出たのは近衛遊歩。遊歩は〈魔銃〉を構え、〈魔弾〉を装填する……。


 名前◇魔銃〈ベレッタM93R〉

 希少◇A

 分類◇拳銃_援護射撃用_イタリア製

 解説◇3点バースト機構。引き金を1回引くと、自動で「3発だけ」弾が発射されるスリーラウンドバースト機能を搭載しています。これは遊歩が援護射撃用にフィールドの制圧力を重視して、敵を倒すことよりも「敵の頭を下げさせる〈障害物から出られないようにする〉」ことを目的とした射撃戦術を選んだから。また普通の拳銃としてもベレッタM93Rは実在し、外界での工作用にも使われる。あくまでも神に仇なす眷属として、場を制圧・咲と姫の援護のための1トリガー3バーストの銃である。装弾数15発〈マガジン〉、速度1秒372メートル、射程範囲50M。


 名前◇トリックバレット

 希少◇A

 分類◇魔術_技術_物理

 解説◇魔銃〈ベレッタM93R〉専用の弾丸、非接触物理技、1マガジンごとに色彩を変えて数種類持っている〈15発1セット〉。赤のマガジン〈ゴム弾〉、青のマガジン〈毒弾〉、黄のマガジン〈蜂弾〉、緋のマガジン〈刹那弾〉、緑のマガジン〈爆弾〉、紫のマガジン〈矢弾〉。

 ゴム弾。絶縁体の電撃を通さない弾丸、殺傷能力は低いが〈当たり〉は100%を超えている。

 毒弾。不思議なことに味が付いており〈甘い〉、中身は虫歯菌が生息しておりその進行を魔法により加速させる。当たったら酸で溶けるように骨をも溶かす。

 蜂弾。虫で出来ている弾丸。空を飛び地震が効かない、1つの弾丸ごとに微小の波動色を纏っている。妖精の尻尾のように追尾する。

 刹那弾。もの凄く速い弾丸。1発1刹那に変換するので、発射後約0.013秒で飛翔する。

 爆弾。爆豪と爆裂の2種類選択可能で、弾丸に魂が宿り〈性格がある〉爆豪は直線的、爆裂は曲線的、当たるか外れるかも弾丸の気分しだい。

 矢弾。破魔矢と似た効果、怨霊や魔除け用の結界展開などに使われる、弾丸の材質は未覚。


 近衛遊歩は手始めに、緋のマガジン〈刹那弾〉を装填する。

「手始めにコレだ、今のお前ら(・・・)の実力……見せてもらうぞ! アマ級野郎!」

「カニカニカニ! それこそお前……舐めすぎだぜ!」

 神の眷属遊歩は、魔銃を放ち、3弾の弾丸が刹那的に飛翔した。

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