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エレメンタルワールドⅡ  作者: ゆめみじ18
第3章「天上VS海底」今現在歴2030年4月1日〈月〉

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第54話「承・第2独立部隊」

 散々迷った挙げ句、オーバーリミッツが取った手は〈3〉だった。

「私の手は3018にします。これならアース018の頭に3を付け加えるだけで良いし、手を使わなくても暗記しやすく、空想状況でも思い出しやすい、つまりいままでの0018から直感で修正、頭に3にするだけなので手間が少ない、とかですね」


 これでリミッツの今回の手が3で確定した。同時に、アース3018内、というゲーム内の修正を余儀なくされるので、アカウントカードの再発行をする羽目になる。

 当然、発行された日付も変更を余儀なくされる形となった。……だが、これが一番被害が少ないのも恐らく事実。


 アカウントカードで必要になった情報が、アース018の人物が対象で、アース3018内に変更。

 それに伴い発行日の日付も変更。再発行する羽目になる。


 SNSでのアカウントは頭が3になっただけなので18は変わらないので、ペンネームプラス数字が偶数なのはギリギリ回避出来た。よってネット内のURLが18で飛べるという従来のスタンスは維持出来る。影響が出るのは00(ダブルオー)関係で世界観構造を構築していた人に限定される。


 奇跡や奇数が問題だったのなら、アース奇018内、とかにすれば万能性はあるかもしれないが、パスワードが数字のみの旧型形式では対応が難しく影響が広く、破綻してしまう。7にしいなかった理由としてはやはり大回りでどっしり構える時には便利だが、小回りが効かないこと。3人1組なら集まれば6人、9人チームでも行けることからやはり3の方が応用が効く。


 全ては救えないにしても最大限(・・・)、有効活用しようとするとやはり3を選ばざるおえなかったという所だろう。

 もちろん、奇数なら何でもいいし、そもそも奇跡関係の自分ルールなので破っても別に構わない。が、対戦相手である機械神アーカーシャが納得出来るかというと微妙な所だったのでやはり3を選択した。


「む~、てわけで、アカウントカードの再発行をしなきゃいけないからしばらく時間的猶予がいるかもしれないわね。休憩時間的な意味で、お互い休憩」

 湘南桃花がオーバーリミッツVSアーカーシャの盤上の試合にストップをかける。


 リミッツは一呼吸を落とし、肩の力を抜いた。



 それから少しの間があった。

「咲には、ギルド吸収合併禁止令とか出しとくか」

「あーそれ良いかもね、なんでもかんでも放課後クラブの傘下じゃギルド全体が育たない」

 次の案としては第100層分の塔を攻略することに特化した独立部隊を作る事、ただし新人のギルドを作った場合、上手く行かなかったらその時点で放課後クラブに吸収合併される可能性が何度かあった。

 咲自身はよかれと思ってやってることなので咎められないが。これでは新人ギルドが育たない。故にギルドの吸収のみを禁じたわけだ。最も、今後も個別にプレイヤーを仲間にすることは禁じていない。


 どう考えても本隊も、BIG4もそこに人員を割けない以上。このエレメンタルワールドⅡ探索用の独立部隊とは別に、第2独立部隊を作る必要があった。

 目的は〈第100層の塔の攻略〉ただ一点に絞ったチームだ。これは……どちらかというと〈風の民の夢〉であり、別に攻略自体は悪いことじゃない。

 ただ、この塔は〈攻略できるもんならしてみろ〉という無理難題をふっかけているようなもので、……とはいえ〈別アース〉の情報では第100層までの攻略情報あるっぽいが……たぶんIFだ……。自分でやっていない以上結局ブラックボックスの中なのだろう。

「ずいぶんと空が広く感じられるようになったし、場外乱闘の匙加減も解ってきた今の段階で、本格的にゲーム攻略に特化した部隊を作るのは割かしアリだと思う」

 桃花はそういう。


「お、久々に新人使うの?」

 リミッツは新しい手駒が増えるのか? と興味津々、なにせ最近同じルールの駒ばかり使っていたので新鮮味に欠けたのだろう。……最も、陰陽五行論のルールがそう簡単に崩れるはずもなく、そこはやはり最果ての軍勢でありBIG4なのだろう。

「そうだなー、今泉速人でも良いんだけど……ちょっと剣使いが欲しいなあ~、あいつ拳だから……」

 新しいギルドに新しい新人プレイヤー、ただし第2独立部隊として動いてもらい、目的は塔の攻略がメインとなる部隊。それは桃花とGM姫がこれから考える。

 オーバーリミッツと機械神アーカーシャは休憩の後、再び駒並べを始めるだろう。

 一応、放課後クラブの人数が多すぎるので分隊にして動かすことも考えたが。なにせ人数とキャラが癖強しか居ないし、2029年の衝撃波を増やすことになるので。何と言うか……桃花の傷口が更に広がるんじゃ無いか? という要らぬ心配事も増えてしまうのが難点で……だったら真っ白な新人の方が良いという考えに至った。


「おっけ、じゃあまた会いに来てね! 鍵渡しとくから!」

「はいはい今度は迷子になりませんよ、どこのドア開けても辿り着くって事ですしね……」

 そう言って、オーバーリミッツの安全を確認してからドアを閉めた。桃花はGM姫の所へ戻り、次のゲーム盤を久しぶりに1から作り上げる作業に入る。


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