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エレメンタルワールドⅡ  作者: ゆめみじ18
第2章「大サーガ時代」今現在歴2029年11月4日〈日〉

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第51話「転・虚裏闇歴」★✕5

 《アリス・ヘイヴンのアカウントカードが発行されました!》

 《仮面木人シェイクのアカウントカードが発行されました!》

 《アインのアカウントカードが発行されました!》

 《マゼンタのアカウントカードが発行されました!》

 《シアンのアカウントカードが発行されました!》


 ゲームマスター姫はまずアリス・ヘイヴンに謝罪する。

「ごめん! 発行してたけど渡すの遅れた! 2029年に出来上がってたけど2030年に渡す羽目になった!」

「いいって、こっちでは一瞬だから。……でも作り終わってたのに渡すの遅れたのは素直にミスよね……まあいいわ。これでドアの世界に入れるわけね」

 というわけで、アリスはアリスの目的のためにドアの世界を使用するため、中へ入っていった。


 咲と戦空は相変わらず草原で遊んでいるが、そこへ先行部隊からGM姫と桃花先生に画像が送られてきた。


 内容は虚裏闇歴の風景画像だ。画像の映像はボヤけていて、向こうでは何が何やら判断が難しいようである。

「ここは独立部隊じゃから画像の解説を求められてるんじゃろうな」

「虚裏闇歴の世界観背景の画像かー、具体的に説明と解説を求められているのは」

 今まで先行部隊と独立部隊が別れていなかったから、というか無かったから。どちらの長所も短所も判らなかったのだ、独立部隊は簡単に言うと〈言語化〉が得意で、先行部隊は速いけれどとにかく〈正確さ〉が絶望的なのである、しかも憶測と妄想で〈固定化〉するので〈内界に無い〉のに……。簡単に言うと先行部隊の妄想だけで物理型のスカイツリーが建ってしまう……、なんて事例があながちガチでありそうなのが怖い所である。言語化が苦手な上に、紙面にも残さないから後で確認をするのがすこぶる不得意なのだ。


 そこれへん行くと、先行部隊でボヤけた画像を撮って、独立部隊で大量の言語化作業は得意なのでここらへんは相性が良い。

「ここはゲームマスターが解説するよりも、桃花が解説したほうがいいかもな、主観だし」

「そうね、GMが解説したら疑いようのない真実に成っちゃうから面白みが無いしね」

 ということで、桃花が主観で観測する。


《湘南桃花が虚裏闇歴を観測しました!》


 名前◇虚裏闇暦(きょりあんれき)

 希少◇SR

 分類◇6線時間軸_危険地帯_高難易度

 解説◇世界観解説。虚裏闇歴は同じくアース018のエレメンタルワールドを基盤の舞台にしていますが。世界の中心には、〈心喰されたエレメンタルワールド〉が塔の上に鎮座しています。空の色は白と黒、地面は〈赤緑色の雲〉の上に立っており、天井は〈紫緑色の山〉があります。光源は下(・・・・)です、赤緑雲の隙間から下から上へ光源が放たれています、したがって上は暗いです。天と地が逆転しており、普段私達が暮らしている陸が空にあり、空が陸になっています。

 心喰されたエレメンタルワールドの色は緑色に日食や月食が翳る形に成っており、黒いダイヤが心のエネルギーを吸収しています。

 発見された魔物は大悪魔サマエルで、〈神の毒〉〈神の悪意〉の意味をもつ翼を持つ赤い蛇です。

 雲の下(・・・)に人が立つことが出来、雲の切れ端、隙間から太陽の光源が光を放ちます。しかし重力が下(・・・・)なので、雲の隙間から下へ落下すると下は宇宙(・・・・)なので、雲から落ちた時の復帰方法が無いととても危険な場所です。

 雨は下から上へ振ります。波動色的に言えば、主線色が緑色で統一されており、雲は赤のスカーレット色、陸が紫のバイオレット色で世界観は統一されています。

 ちなみに、海や雨の色は黄色です。何も無い空間は青ではなく、白と黒で構成されています。


「ん~このモンスターは見た目だけ言えばオシリスの天○竜にすごい似てるわね~」

「ん~おまけのモンスターにしては強そうじゃな~」

 ちなみに、サマエルはイスラエルに伝わる死を司る天使である。

 同じエレメンタルワールドには見えないほどカラフルな色構成になっているようである。


 で、この先行部隊の情報を送り返して、桃花は姫にあんまり触れていなかった締切についての考えや言及を求める。

「うちらってさ、スケジュールと言うか締切を〈いつまで〉にやり切るとかデッドラインを決めないよね……アレなんでだっけ? それについてのGMの言及も聞いてなかったはず……」

「ん~……まず作品じゃないから締切日を言語化する機会がほぼ無いこと。締切を決めたとしても誰にも言わないから基本破っても問題ないこと。まあ……あとは経験上、プロットやネームが出来上がってからじゃないと締切日の逆算が困難なので口約束をしたとしても完全に絵空事なので信用度が皆無なこと。なので口約束したほうがリスクが有り、口約束しないほうがリスクがないこと……なので安全に運用するんだったら締切は言わないほうがストレスになりにくく。また締切を本気で作っても確かに忙しくはなって充実感はあるけれど、生き急ぐし、死に急ぐ時のブレーキも効かないので……ん~~~~ん、やっぱ〈いつまで〉を決めないほうが安全だな……」

 GM姫は今までのゲーム進行をおさらいしながら考えた。特に死に急ぐは、あまりいい経験ではないのでそこら辺も慎重にならざる負えないのだろう。

 ……まあ小説に関しては締切が早すぎるという〈成果物早すぎ問題〉があるが……。


 桃花は姫自身の意見を聞いて、改めて締切の認識を考えた。

「あーまー、死に急ぐ時のブレーキ効かないのはリスクデカすぎたわなあ~……。まあ私も解るがプロットの第1章分の完結が終わってからじゃないと締切の逆算は意味ないわな……」

 桃花も桃花で納得した。


「あーあとさー予算についてGM姫の言及無いけどなんか意見頂戴」

 GM姫は締切と予算が合致していないことに気がついた。

「あー、予算か~、そもそも金かかってないからなあ~……それ関係あるの? って疑問になっちゃうよな……。まあスケジュールを喰い潰す、という食費については解るけど……あとは毎週の雑誌代金とか必要経費とか……たまに書く時はあるけど……誰にも見せないのでやっぱ書いて決めたとしても意味ないよな……ん~~……やっぱプロット第1章分で逆算したほうが内界にとっても外界にとっても良いと思うよ??」


 これで1ターン終わった。


挿絵(By みてみん)

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