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エレメンタルワールドⅡ  作者: ゆめみじ18
第2章「大サーガ時代」今現在歴2029年11月4日〈日〉

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第29話「起・衝撃波」

 その時、バリバリバリっと〈衝撃波〉が轟いた!

 観測者として観測した結果、轟音の元は地震なのか〈ザ・ユニティ〉なのか〈幻想殺し〉なのか〈覇王色の覇気〉なのかよく解らなかった、どちらかというと相乗効果で重ね掛けされていて震源地が特定出来ない。


 天上院姫と天上院咲は、第8の街のドアの世界に続くポータルの外側に居て、注意しながら監視していた第7の街〈破局した世界ノット〉を見ていた。

「お、やっと来たか。えーっと確認確認、えっと、衝撃波の型は解らないけど、色は〈赤と黒〉か……?」

「演出とかやった方が良いのかな? バタバターっと何人か倒れる演出とか」

 重ね重ねという言葉はこのためにあるのだろう、吸血鬼大戦や鈴ちゃんの件とはまた違う、咲や桃花の父親が亡くなったタイミングをトリガーに何かが、誰かがトリガーを引いて爆心地になっている風だった。


「時差結構あったね……」

「そうだな、少なくとも1年間は時差あったはずだ……」

「これ戦空がやったのか? やってないよな? ……これ爆心地ブロード関係か……?」

 

「フェイトが終章で2004年の舞台も重ね合わせるとやっぱブロードしか有り得ないし……当時はわし、ミュウは居たけどリスクも居ない……となると消去法で爆心地はブロードの覇気になると……????」

「えっと、2004年のヒーローだとブレイド? ……流石に私は存在してないな……」

 咲は記憶や記録を辿りに遡るが、流石に自分が居なかった記憶までは思い出せない。


 ちょうどブロードが咲と〈スターダストスペースゼロ〉覇気のぶつかり合いをした頃のネームの記憶は覚えているが、元ネタのネーム画像が見つからない。そこまで重要視していなかったから完成もしてないし、日付も、テキストの名前も番号の可能性が高い。確かあの時期だったはず……。


 探しに探して数分後……。咲は頑張って昔のファイルを探し出した。

「あった! あったよー!? スキルビルダーズの頃だ!? そのボツネームにあったよ!?」


 作中年表を正確に読み取ると、当時の時代は今現在歴2037年9月15日と16日だ。


 GM姫もやっとの思いで見つけ出したので顔が出る。

「でかした! えーどれどれ……、このネームによると。咲の覇気は主線が〈白の覇気〉で、背景色が〈韓紅色の覇気〉と指定して、練習で桃花と覇気をぶつけている……。ちなみのこの時の桃花の覇気は、〈緑が主線〉の〈背景が青色〉……ほとんど空色だな」


 対する今回、問題のブロードの覇王色だが……。夜空色……簡単に言うと色指定の言葉は無いが〈青色の覇気〉になっている……。

 で、この大規模震源地の覇気の色を重ね合わせると……。


「おい!? これ咲の覇気(・・・・)だぞ!? 敵が青色になってるし!? ……んん!?」

 この大規模震源地の色が白メインの背景韓紅色なので、発生源は天上院咲になる。

 だが時系列がおかしな事になる。800年前この覇気を貯め込んでいたという描写も気になるが……咲が住んでいる世界観は未来である。

「え!?!? はあ!?!? どういうこと!? え、でもちょっと待って、1年間このシーンを見せなかったってことは……」

 おそらく咲の憶測は当たっている……。


 GM姫も咲の思考を正確に読み取る。

「ああ、たぶんそうだ。意図的に、見聞殺しでこの大規模な覇気の〈色だけ〉を隠してたんだ……」

 見聞殺しとは〈気配のコントロール、未来を見せない〉というヤツだ。つまりこの1年間、意図的にこの色だけは隠されていた可能性が高い。


「なんでそんな事を……」

 当然の疑問、この衝撃波が来るまでは、ザ・ユニティだと思いこんでいたが。実はそうじゃない。もっと昔の咲VSブロードの衝撃波だ。

「考えられる経験はもうしてる……〈何が起こるか教えたら、実現しない〉とか、〈未来の事を知ってたらパラドックスが起きる〉とかそのへんだ……」

 つまり、知らない事によるメリットの方が大きかったということ。


 ということでここで仮説を1つ。

「おそらく、ブロードが咲の色の覇気を貯め込んで保存した……、それが未来で発動して、現在の衝撃波になった……という仮説が一番しっくり来る……」

 GM姫が持てる知識をフル活用して仮説を立てる、考察などではない。ちゃんと進行するための仮説だ。


 つまり、嘘偽りなくまとめると……咲は呟く。

「つまり、2004年に保存した私の覇気を、2025年12月に意図的に発動した……? 2024年じゃなくて、2025年にする必要があったと……??」

 明らかに何かしらでコントロールされている。

 しかし意図は解らなくても察する事は出来る。

「つまり、コントロールしてでも守りたい〈何か〉があったということになる。そして、それは〈知らない〉ことにより効力が発揮出来たということだな」


 一通り、解らないことをまとめ終わったところで感想会。

「よかった……データ見つからなかったら〈しょうがない、見つからなかったからもう一度ブロードと咲で波動を衝突させてくれ!〉ってなってた所だった……」

 本当にデータが見つかってよかった。


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