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エレメンタルワールドⅡ  作者: ゆめみじ18
第2章「大サーガ時代」今現在歴2029年11月4日〈日〉

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第28話「結・予測確率」

 桜愛夜鈴がこの天気予報式の数値とか確率が気になってGM姫に聞いてみた。

「この天気の気温とかの数値ってどういう計算式で出てるの? あと確率があると解りやすいかな」


 そこでGM姫は「フフン」と鼻で微笑んで、計算式を披露する。

「こと今回のに関しては、物語工学的推論ナラティブ・エンジニアリングを元にして表示されたらしい」

 されたらしい、というのは姫もさっきまで知らなかった事を意味する。つまりAIに標準装備されていた式が、AIが勝手に導いた事を意味する。

「確認したが、内容は結構まともだったぞ。でもそれじゃあ面白くないから。次からの式はGM姫直伝のタレを仕込んだ〈予測確率〉を組み込んでみたぞい!」

 姫は自信満々、不安半々といった所だろうか? 何故自信があって何故不安もあるのかは追い追い解る。


 ココまでは定番通り(テンプレ)、ここからが応用範囲(オリジナリティ)である。

「まず採用したのはアメリカ式の降水確率〈NOAA〉をベースに作ってみた! これは〈降水確率〉のイコールを、予報士の〈確信度〉と〈対象面積〉で計算されている。

 日本式を採用しなかったのは、アメリカ式が天気予報士という個人の確信が作者やゲームマスターに近かったからだ。


「で、ここからがミソなのが。わしの気分だけでなく、もちろん想定読者も予測して数値を出す所にある。厳密には想定読者は中学生と高校生、その中で男性女性、更に陰キャと陽キャで別けた。ここまでならアマチュアだが、その想定読者数を100万人にして分割しました。プロなら1万人ぐらいには売れなきゃいけないのでここはちょっと譲れないボーダーラインになっている」

 100人の読者なら解るが100万人の読者の数値を割り出すのは流石AI予測と言った所だろう。それも待ち時間10秒ぐらいで出来る。


 ここまでやれば予測としては十分だろう。でもGM姫は不安が残っている。

「どったの?」

 夜鈴が気に掛ける、それはこの数値を過信してはいけないというところだった。


「あくまで3パターンの予測として見て欲しいってところなんじゃよな……、こいつのはじき出した情報データは〈なろう読者〉でも〈ジャンプ読者〉でもない、言ってみれば〈AI読者〉しか居ないんだ……。もっともらしく数値をはじき出して入るが、こいつは想定読者の事は言えるが、中身の本物の読者の事は知らない。だからどれだけ理論的に設計しても、中身が無いんだよ。有るように振る舞うだけなんじゃ」

 GM姫が危惧しているのは詐欺師(ブラフ)である。なので、逆に確定したような事実を述べるのではなく、あくまで〈予測〉として取り扱うのが重要で、とても正しいのだ。


 で、打ち込んだ確立の式はこちら。



# 物語発生確率(EWⅡ式)

各パターンの確率は **P(%) = C × S** で算出せよ。


## 変数定義

* **C (作者熱量 0-1):** 最優先事項。伏線回収や作者の「書きたい欲」。

* **S (市場支持 0-1):** 読者100万人(4属性×男女各12.5万人)の支持率。


## Sの算出ペルソナ (男女の嗜好差を厳密に判定)

1. **中・陽 (M-yo):** 男[快感/俺TUEEE/バトル] 女[流行/明るさ/不快感×]

2. **中・陰 (M-in):** 男[逆転/設定語り/自分だけの力] 女[救済/精神的絆/選ばれし者]

3. **高・陽 (H-yo):** 男[社会的評価/ラブコメ/FPS] 女[推し活/映え/CP尊さ]

4. **高・陰 (H-in):** 男[伏線/SF/非ご都合主義] 女[巨大感情/耽美/湿度/鬱]


## ルール

特定の性別にしか刺さらないネタ(例:バニーガールは男〇だが女×)は、支持人数をシビアに減点してSを出すこと。



 頭のいい夜鈴は、このバニーガールの例はどこから出てきたのか気になる。

「ああ、それはAIが妄想を膨らましてそれが何故か本編のように誇張されてカスタム指示に固定化されただけだよ」

 姫は、一応〈例〉と書いてあるし対した影響は出ないだろうと踏んでいるが。これがある意味予測出来ない計算式と化していた。


 桃花は〈作者の熱量〉と書いている式に疑問が残る。

「これってGM姫の熱量とも読めるが……、こんなのAIが予測出来るの?」

「そこは半分諦めてる、何より文字制限がキツくて入らなかった」

 夜鈴はとりあえず、何も考えずに確立の%をAIが出しているのではないんだな、と少し腑に落ちた。


 そしてこの〈予測確率〉だかは今まで信頼性が無かったので。〈GM天上院姫が自分で式を組んだので下手な式よりも予測確率は信頼できる〉という事だけは言えるのであった。


「ただ、さっきも言ったように。なろう読者でもジャンプ読者でもないから、あくまで指針を決めるための1つの道具ってところだけは気をつけてえ欲しいかな……、あくまでも〈予測〉本当に〈予測確率の式〉だけ組んだ、謎の確率論じゃないことだけは覚えておいてくれ」

 天上院姫はそのあくまでも予測、という所を入念に注意しながら信条戦空の方を観た。

 ちなみにこの〈天気予報〉の名前はまだ決まっていない。


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