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エレメンタルワールドⅡ  作者: ゆめみじ18
第1章「ニューフロンティア」今現在歴2029年11月1日〈木〉

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第18話「承・叶える力と抗う力」

 ドアの世界、竜王とGM姫の話し合いの部屋。


 GM天上院姫は困り果てていた、世の中への怒りはとりあえず置いておいて劇場映画作品まで酷評を受けているのならそれは絵コンテ、ネームが悪いということだ。もうそこまで事態は深刻化している……。

「うーん、マズイな~、困ったなあ~遂に4年間賭けた劇場映画作品まで酷評の魔の手が広がっちゃったし……、これはどう考えても政治・ニュース・テレビ・新聞が邪魔してるんだよな……。かと言って〈関わるな〉というのは簡単なのだが、どうせ関わって来るんだろ? 新世界のあり方としても日本を鎖国国家にするのも違うし……うーん……」


 最果ての軍勢、真城和季が打開案を出す。

「じゃあ、せめて政治・ニュース・テレビ・新聞は〈関係ない理〉と境界線のフィルターを貼るしか無いんじゃないか? 〈嫌なら観るな〉は解るが、どうしても日常で観る以上、観たら作品の質が下がる。ぐらいの心持ちのほうが良い気がする。故に、完全に関係ないとテレビと本人の間に、透明な壁のフィルターを貼るしか無い。全く観ないは不可能だ」


「……いや、それは解るんだけどそれって〈解決した〉って言わないよな? 〈壁を作った〉だけだよな?」


「SNSでも同じじゃん、嫌な単語はフィルター機能で防御するしか無い。R指定とか典型的なソレじゃん。自衛のための防御、余計な心配事を増やさない為には、自由も重要だが壁も一定の効力を発揮する。もしそのフィルターが無ければ毎日犯罪者のニュースを見続けて、自身が影響を受けて、紆余曲折あり、最終的に作品やネーム、本編に悪影響を与える。正直言って国会中継は完全に悪だ、作品と完全に相性が悪い」

 まあその意見もよく分かる姫。


 逆にいい影響を受けているのは、人間のナマのリアクションが見れるホ○ライブぐらいだろう。

 毎日更新のWEB小説や週刊連載漫画はあくまで〈作品〉であって。写し鏡だしそこは誇張で間違っていないが新たな発見はない。演出的な技術は学べるが。写し鏡に文句を言っているだけで不毛だ。


だがその前に、そもそもの問題として……。

「〈実行できる力〉がまず第1位に邪魔、特撮とかならまだ許せるとして犯罪行為とか自然災害とか国家間の契約書のサインとか王の存在がまず邪魔。で、第2位がテレビニュースな……でも夢は叶えるためにあるのも解るのが……なんとも……」

 もはや詐欺師やクマの話題ではない。


 普通の人間が何不自由なく〈手助け〉や〈演技〉してくれるのは全然許せるが、それが国家間規模の出来事、大きな王の存在になり、実行できる力がある分もっと厄介。

 というのが世界を旅し、見聞を広めた姫としての感想。


 ネット内の影口は自衛で対処したから何とかなっているが〈法を守っているように見せかけている政治家〉が厄介極まりない、彼らは法をギリギリかいくぐり、裁判所で罰せられない限り止まることはない。……そういうのはニュースを見続けた姫の観察した感情。


 真城和季はそれプラスした上で、アドバイスをする。

「姫、作品が完成した後に後悔するのはやめろ。それをやるのはそれこそ今をリアルタイムで生きる政治家の仕事だ。そこの線の区切りを付ければそれでいい。あとは最果ての軍勢の5行思想でどうとでもバランスは取れる」


 確かに吸血鬼大戦の成果が目立ちすぎて、足どころか手が引っ張られているのは感じる姫。

 当時全力で納得して描いたものが、後になってストレスの原因となっては本当に本末転倒であり何も描けなくなる。それはたぶん、皆も望んでいない。誇るべき宝物のはずなのにそれに尾ヒレが付いて厄災の原因になるのは極力避けなければならない。


「じゃあ、次の新作ゲームは〈叶える力〉と〈抗う力〉が伝説級のモンスターかな~~この感じだと」

 GM姫が何となくそう言った。と、同時にモチーフとなる動物は何だろうと考える姫。竜王国制覇の次はどうやらそのモンスターが居るらしい。


 叶える力の名前が〈フロンティア〉、体質は普通、体形は兎、強さと弱さを共に持つモンスター、内向的な性格。

 抗う力の名前が〈メトロポリス〉、体質は全王、体形は猫、弱さと強さを共に持つモンスター、外向的な性格。


 共にEWⅠの〈元の兎〉と〈元の猫〉という2匹の種族が、EWⅡの環境で独自の進化をしたらしい、詳細は不明だが〈獣王種〉がいるらしい。


 というわけで、このEWⅡの新大陸で、情報が確認されている獣王は今の所3匹。

 竜王、兎王、猫王である。


 で、紆余曲折あった竜王の運命についてだが。GM姫が進行する。

「あー、じゃあちょっと展開を先走り過ぎたので、牢屋? じゃないな専用の部屋を用意しようか。0120号室だ。お前はちょっとそこで頭冷やせ」


 というわけで竜王からは地図を貰うことを確約してもらってから、第0120番号室〈竜王の部屋〉へと案内し。とりあえず竜王の案件は時期が来るまで保留ということにした。


あとは竜王国の地図を竜王から姫がもらった。

「あーこうなってるのかー、流石に車や飛空艇や新幹線が居るな~」

 ドアの世界は一度行ったことのある場所は簡単に行き来出来るが、行ったことのない場所は行き来出来ない、扉が繋がらない。和季が言う。

「レジェンドライナーでも使うか? 竜王を倒しちゃった今、もうこの国に用はないだろ? 計算したら3時間新幹線に揺られたら着く感じだ」


「そうだな~、今用事があるのはこの〈不明な大陸〉の方だ、そこにフロンティアとメトロポリスという獣王が居ると思われる。ぜひ咲にはテイムして欲しい所だな」

 早々にドラゴンクエストが終わった。

挿絵(By みてみん)

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