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不安で仕方なくて

作者: 石川政次

胸の内側に詰まったものがある

こぶし大の真っ黒なそれは

のどをつっかえさせて

涙が止まらない


自分より辛い人がいる

世界中に溢れてるそれは

のどをつっかえさせて

ため息が出てしまう


もっと頑張らねばならない

自分でぶら下げたその重しは

足を引きずらせて

擦り傷がつく


未来に希望が見いだせない

目の前にある暗闇は

僕の視界をさえぎって

もう何もできない


横にいる君も泣いている

遠くにいるあいつも苦しんでる


みんなそれぞれの痛みを引きずって生きてる


もう少しもう少し頑張ってみよう

明日の自分に言い聞かせる


もう少しもう少し頑張ろう

周りの他人に声を掛ける


不安で仕方なくて

寝れない日もあるけど

いつかきっと

そんな夜も僕の物語の

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