2話 遺跡
島の中にある遺跡。初めて行くのだけど、準備満タンだし大丈夫でしょ。
「薄暗い」
「遺跡はそんなもん」
「明るい遺跡見た事ある」
構造はシンプルみたい。
迷わずどんどん進んでいくと、古代文字の石板を見つけた。
「読める?」
「当然」
この石板には古代のこの島の事が書かれているみたい。昔は本当に賢人達の集まりのような島だったらしい。
それに今ではない文化が詳しく書かれている。
「こんな文化があったなんて。あたしも行ってみたかった」
「集会?」
「うん。集会。賢人達の集う場所なんて想像するだけで」
「それより早く次の石板を探すよ」
今日の目的はこの島の過去の状態を調べるためなんだからこんな事想像してないで次を探さないと。
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「なかなか見つからない」
「アチェ、君はまだまだ甘いね」
「えっ?あっ!この遺跡がどんな事に使われていたのかものを見て調べるんだ‼︎」
石板に書かれている文字以外見ていなかった。少し考えれば分かる事だったのに。
良く見ると本とか色々とある。これなら詳しく知る事ができそう。
「魔法の原理?世界の創生?これって持ち出しは?」
「して良い。ここにある本は全て持っていくから」
「良いの?」
あたし的には嬉しい事だけど、こういうのって持ち出すのはダメだと思っていた。
「ちゃんとした場所で保管するためにも持っていかないと」
「それもそうね」
落ちている本を収納袋の中に放り込む。
「これで全部ね」
「他にも文化的価値があるものは持っていこう」
「それ荒らしになんない?」
「本人が持って行って欲しいと言っているんだからなんない」
本人に会った事があるって事?
まあ、あたしが気にする事じゃないよね。彼の事に関しては詮索するべきじゃないから。
それがあたしが彼に知識を教えてもらうための唯一の条件。




