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これからどうしようか

 バキっ、と言う音がした。

 3個目を壊した時点で溜息と苦笑が広がる。

 仕方ないじゃ無いか、それが脆いんだから。


 「イナトさん、すみませんが壊しすぎです。 そもそも、これは簡単に壊れる物じゃ無いんだがな?」


 壊したくて壊しているわけでは無いし、壊さない為に今だって特に強化してるわけじゃ無い。

 ようは、駐屯地に戻るにしても彼、つまりは自分のことだが今は無力ですよ、危害を加えるつもりはないですよと言うアピールにも繋がり余計なトラブルをしない、させない為に手錠を着けたいとの事だった。

 一個目は、手錠を掛けた時点で壊れた。 相手の手も壊れたかと焦った。

 いきなり壊れたから、もしかすると最初から壊れていたのかと頭を傾げていたが二個目は慎重に着けると大丈夫そうだったんだ。

 手を下ろしたら、勢いよく壊れて地面に落ちた。

 三個目はもう手を動かさないぞ、もう下げもしないと思っていた矢先にくしゃみをしたら壊れた。

 めんどくさい、最後の四個目の手錠には魔素(マナ)を使って強度を上げた。

 そっと確認すると大丈夫そうだと言っている。

 そのままじゃ、ダメだったんだよ。

 まぁ、あとで強度を元に戻したら壊れそうだけれど。

 今だけ使えればいいよ。

 準備が出来たと無線でどこかに指示を出すと、彼らが乗ってきた空飛ぶ何かが降りてきた。

 降下艇(ビーホーク)、と言っていたな。

 空中に停止して、その物騒な武器らしきもので自分のことを探っていたのは忘れていないぞ。

 まぁ、攻撃されたらどうなっていたかわからない。

 幸運だったんだろう。 最初から、殺傷目的じゃ無かった分よかったと思う。

 ポッドとか呼ばれていたやつは一体を壊してしまったが、それももう一機の降下艇(ビーホーク)がちゃんと回収していくのだそうだ。


 「改めて自分は、人類連合国十三銀河方面軍第一八艦隊宙兵隊(マリンコ)第六小隊のフラウス中尉だ」

 「イナトだ。 しばらくの間よろしく」


 おぉ、自分で魔素(マナ)を使って飛ぶ時とは少し違う感じ、身体が地面の方へ引っ張られる様な感覚がしたかと思うと降下艇(ビーホーク)が浮かび上がる。

 操縦席にいるのが、操縦手(パイロット)と言ってこの降下艇(ビーホーク)を操っているのだそうだ。

 帰投すると伝えているし、いよいよ他の人間に会えるんだろう。

 自分の事を知ってる人物は流石にいないか。 目の前にいるエルフも、まだ若い。

 いたら、幸運だと思っておこう。 うん、多少の揺れが心地良い。 到着予定を聞くと、そんなに掛からないらしいが。 到着するまでもう少し寝ておこうかな。



 ーー、イナトさん!

 はっ!! 爆睡していた。 魔素(マナ)レーダー!!

 起きてすぐは、知らない場所ですから。 周囲の状況把握は大事です。

 降下艇(ビーホーク)がどうやら到着したらしい。

 忙しなく動き回っている生体反応もあれば、降下艇(ビーホーク)周囲に展開している者もいるらしい。


 「手錠はしてるけれど?」

 「どうも、警戒を厳にせよと命令が降りているようです」


  聞き慣れない単語は後で習うとして。 窓からも見てみると、ポッドと呼ばれていたのもいればオーガか? 頭二つは飛び出ている甲冑もいた。

 宙兵隊(マリンコ)の面々もちょっと騒ついている。

 降りないわけには行かない。 フラウス中尉を先頭に、自分の周囲を囲むようにして降下艇(ビーホーク)を下りる。


 「中尉! よくやった。 あとは我々に任せたまえ」


 なんだ、あの偉そうな太ったデブは。

 中尉も負けじと言い返しているが、階級が向こうのほうが上らしくやりづらそうだ。

 魔素(マナ)は、と。 この辺は十二分にあるな。

 やっぱり、あそこはあの空から降ってきた攻撃のせいで薄くなっていたんだろう。


 「中尉、どうする??」

 「いや、これは我々の任務だ。 ステーションからの指示を待つ。 デューイ! 二班に連絡はついたか?」

 「いや、ダメですな。 無線封鎖しておりますわ。 しかし、地上軍の奴ら、功績欲しさにアホなことを」


 あー、こう言うことって今でも起きるんだなぁ。

 えっと、魔素(マナ)レーダーだと。 お、ちょうどここからすぐのところに別の集団がいるな。


 「中尉、フラウス中尉! 君の仲間は、どの辺にいたんだ?」

 「イナトさん? それは言えないが……」

 「今はそう言ってる場合じゃ無いんでしょ? 言えないなら方向でも教えてくれたらいいから」


 おっ? そこか。 チラッと視線が動いたのは見た。

 やっぱり、あの集団がそうか。

 どうしたもんかねぇ〜……。 よし! 穏便に済ませたいのはもちろん分かっているんだから、ちょっとお芝居でもすっかな。


 「中尉、悪いね。 せっかく色々考えてくれたのに」


 手錠の強化を解いて、自分自身に改めて強化を施す。

 とりあえず、敵では無いのはもちろん伝えるが、向こうの出方次第だ。

 中尉に止められる前にさっさと後ろの方へ移動した。

 見えなかったとか、反応出来ないと言っているけれど無視無視。

 降下艇(ビーホーク)の後部ハッチから降りる。

 まぁ、開け方わかんないから確か上下に動いてたもんね?

 一歩大きく踏み込んでみたら、開いた。

 いや、流石に手錠みたいに壊れなくてよかった〜。

 なんか、関節部分が壊れてしまったぽいけれど。

 おぉ、だいぶ(ざわ)ついてるな。

 あの太ったデブ、胡散臭いんだよなぁ。

 宙賊(パイレーツ)の最後の交信先があいつだったもんな。

 証拠を出せと言われても、まぁ、難しいな。

 なんとかしましょう、うん。

 色々挑戦したく投稿しました。

 続きが気になる方はぜひブックマークと評価、感想頂けましたら幸いです。

 よろしくお願いします。

 モチベーションの繋がります。

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