これが自分の船か、やっぱり嬉しいな
教会の持つ港へと来ていた。
ここにある船渠に用意された船があるらしい。
教会の持つ騎士団に配備所属していたていた護衛船と呼ばれる船があるそうだ。
教会が持ち、尚且つ民間や軍でも使用されてる様々な船の種類があるなかで、一番安く型落ちした船と言う。
教会の極秘事項等は全て消去されており、艦橋のシステムも全て一新されていて問題も無いそうだ。
自分が教会に残らない選択をするならと何隻か準備していた内の一隻だそうで、すぐ用意出来たと言う。
戦艦も考えていたそうだが、運用に資金や人員を揃えなければならない事を考えると候補から外れたのだそう。 降下艇でも良いかなと思っていたが、それだと惑星間の移動も無理だそうだ。 残念である。
護衛船も、小型ながらカタログスペックで比べたら他の一般で手に入る船とは大違いだよね。
早速貰った端末で調べると出てくる出てくる。
教会に関する記事だったり、掲示板っていうサイトでも話題になってるな。
教会関係者だったり、場合によっては型落ちの護衛船は資金繰りで払い下げられているのも、間違いでは無い、と。 なるほど。 自分に残された財産であれば、この先より良いものへ変えて下さいと整備している作業員にも念押しされた。
自分の為に、無無理矢理払い下げたとかでは無いんだな。
まさかねぇ。 ここでも、船の購入費を払わせて欲しいとイーリアスに言うが受け取れないと拒否されてしまった。
自分に用意されていた資金を使わせて欲しいと言ったのだが、これはそういう問題では無いと。
自分に対しての恩を返しているだけだと言う。
一歩も引くつもりはなく、お金を貰うならその分で買える戦艦と人員まで寄越すと逆に脅されてしまい、結局は好意に甘えるのであった。
「イナト様、装置で船の事はもちろん学習済みですがやはり実地訓練も必要です。 私の船がございますのでイナト様の船の用意が出来るまでのお時間をいただいても?」
魔素を使いこなす為にも、初めの一歩があったもんなぁ。 失念していた。
この申し出はとてもありがたい。
「助かるよ。 ぜひお願いしたいな」
さらに船渠の奥へと向かうと、より大きく強そうな船だったり、装飾品なのだろうか? 煌びやかに彩られた船もある。
しかし、船渠の中を移動するだけで、車に乗っているんだからどれだけ広いのだろうか。
すごいな。 当時を思い返しても帝国か連邦が持っていた海軍丸々収まるんじゃないか?
こんな塊が空を飛んで宇宙へ行くって言うんだから、時代は変わったんだなぁ。
聖女の乗艦は、教会騎士団の巡洋艦【イーリアス】である。
代々、聖女の乗艦する船にはその聖女の名が付けられているんだと。
装備とか、公表されている物を調べてみるだけでも並大抵のモノではないとは分かるが。
「ようこそ、わたくしの船、【イーリアス】へ! 星の海へご招待致します」
初めまして。
色々挑戦したく投稿しました。
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