表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/13

運命の日

しばらく時が経ち第1回の定期テストが終わり、今日は結果発表の日である。


颯馬と湊翔はいつも通り近くの公園で合流して自転車を漕ぎ始めた。


「今日は2つの意味で運命の日だよね。テストの点数対決と放課後のカフェでのこと。」

「そうだな。今回のテストは3人ともかなり手応えあったっぽいから接戦だろうな。優希から春宮さんとの関係を聞き出すこともできそうだしどっちも楽しみだな。」

2人は晴天の下自転車を漕ぎながら学校に向かった。


「あっ、おはよう!優希君」

「優希じゃん、今日は早いな。」

「2人ともおはよう。今日は道が空いてたからいつもより早く着いたんだよね。」

正門の前で丁度颯馬と湊翔に会った。


「今日は運命の成績上位者発表だね。今回は勝って2人に追いつくんだから!」

湊翔は相当自信があるのか今日はいつもよりテンションが高い。


「今回は勉強会の成果もあったから順位上がってればいいな。」

今回のテストは全体的には難易度がいつもより高かったらしく、颯馬と湊翔曰くクラス内の平均点はかなり下がっているらしい。その中でいつもより解けた実感があった為、あわよくば1桁台に乗れればと思っていたのだ。


「えっーと。総合の成績上位者が張り出されているのは…あった。」

そして3人はその名簿を見て思わず大声を出しそうになった。


「4位 秋戸湊翔 812/900

5位 夏目優希 805/900

6位 秋坂颯馬 801/900」


「か、勝った!これで皆に並べたよ。」

湊翔は嬉しそうにガッツポーズをしている。


「湊翔君おめでとう!今回はテスト自体が難しかったり、僕たちも勉強会の回数増やしたり対策したけどそれにしてもまさか1桁に乗るなんて」

流石に優希もこの順位には驚きを隠せなかった。

得意な文系科目や地理はほぼ満点で、苦手な理系科目も全て7割以上取れていたのだ。


「湊翔おめでとう。次回は勝たせてもらうからな!」

颯馬も湊翔と優希に負けた悔しさこそ滲ませていたものの、点数については満足しているようだった。


優希はふと1位から3位に目を移した。

(春宮さんはやっぱり1位だったか…というかこのテストで9割5分以上取れてるのは流石としか言いようがないです。)


「1位の春宮さんいつもに増してぶっちぎりだな。2位と30点近く差がついてるし。」

颯馬が珍しく春宮さんのことについて言及してきた。

周りでは春宮さんの話で盛り上がっていたので特に不思議だとは思わなかったけど。


放課後…

優希は先にメールで春宮さんに

「今日は放課後寄っていくところがあるので少し夜遅れます。」

と送っておいた。

しばらくすると、春宮さんから

「分かりました。楽しんできてくださいね。」と返信が来ていた。


「「「テストお疲れ様!」」」

3人はカフェに入ると席についてそれぞれ飲み物を頼んで乾杯した。

今日はいつもとは違う学校から少し離れたカフェで集まっていた。


「でもなんで今日はいつもとは違って少し学校から離れたこのカフェに来ることにしたの?」

優希は少し不思議であったが、すぐにその理由は明らかとなったのであった。


「それは…優希君と春宮さんの関係について聞くためだよ。この前僕達が帰ったあとも優希の家に行ってたしね。」


(……やっぱりばれてたよな。この2人には隠し事をしてもすぐ見つかるからな。)

「言っても、僕と春宮さんはビジネスパートナーみたいな感じだけどね。」


優希は桜との出会いからのことを大雑把にまとめて2人に伝えた。隠した部分もゼロではないけど。


「ふーん。そういうことだったのか」

何故か2人は優希のことを暖かく見守るような目付きで見てきた。

「なんかその視線怖いんだけど。」

「優希君はかなり鈍感だなって思っただけだよ?」

優希には湊翔の言った言葉の意味が全くもって理解出来なかった。


「まあ、いずれ分かる時がくるさ。その時がきたら俺たちが色々とアドバイスしてやるよ。」

颯馬は親指を立てて笑顔を見せる。


「うん。よく分からないけどとりあえずありがとう。そういえばこのことを聞くために学校から離れたこのカフェに来たの?」


「そうだよ。もしいつもの学校からそこまで離れてないカフェに行って誰かに聞かれたら大騒動待った無しだからね。そこは配慮したんだよ。」

「その配慮は素直に喜んでいいのやら…」


あっという間に時間は過ぎ去り、会計を済ませて優希は2人と別れた。


「今日は楽しかったな。」

「そうだね。優希君が鈍感なこともわかったし、他にもいろいろと聞けたしね。」


颯馬と湊翔は優希が帰ったあと、カフェの近くのゲーセンに歩いて向かっていた。

すると突然後ろから

「すいません…!」

聞いたことがあるような、だけど誰かははっきりとは分からない声が聞こえた。


2人が後ろを振り向くとそこには春宮桜の姿があった。


僕自身も最大限確認はしますが表現が合っていなかったり、時間軸や状況が上手く噛み合っていなかったりした場合は教えて下さると嬉しいです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ