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転生狼~神喰~  作者: 和三盆
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1章 とりあえずの目標





 今俺は村近くの森、月下の森に来ていた。ここに来たのは俺が五歳になり狩の練習のため父に連れてこられた。森から浅い所は動物とランクFのモンスターだけらしい。ランクFのモンスターはゴブリンなどの定番ファンタジーモンスターらしい。


「父さん、今からなにするの?」

「ん、まずは罠を仕掛ける!よく見とけよ」

「「ロック、バースト」」


 父がそう唱えると目の前の地面が爆発し、かなり深い穴が出来た、イノシシぐらい入れる大きさで10~20mぐらいの深さがある


(まさか魔法か!)

「父さん!それ俺も使える!」

「お、おう多分使えると思うぞ魔法適正がどの属性か調べないと行けないけどな。」

「ロック、バースト!」


 父さんは気押されながら答え、俺は父の言葉を半分聞いたあたりで、呪文を唱えた、だが何も起きない。


「まださすがに詠唱破棄で魔法は使えんよ」

「むう、なら教えて!」

「ウル、お前にはまだ早いそれより罠の続きだ」


 俺はずっと父の顔をジト目で見ていた、父は気にせず罠の準備をしていた、罠といっても落とし穴だ。俺はイタズラを思いつき父を後ろから蹴飛ばした。


「落ちろ!」ドン!

「イテ!お前何を」ズリ


 父は、足を滑らせて落ちた、俺は穴の上から見をろした、見をろした先には大の字で倒れる泥まみれの父が、さっきほどの俺の、ようなジト目になっていた。


「おい、ウルこれはどぅゅうことかな?」

「父さん顔が怖いよ、殺意がだだ漏れだよ?動物逃げていったよ」


 父さんはヤクザも恐れるやばい顔になって周りの鳥や小動物が一斉に逃げていったこれじゃ今日の飯が。


「誰のせいだ!!誰の!!」

「足を滑らした父さんが悪い!」

「ほぉ、そうかそうか、俺が悪いのか」

「…………あは、ははは父さん凄い悪い顔になってるよ」


父さんは鬼でも逃げるような顔でニヤリと笑い俺にとって最悪の一言が、


「今日と明日の鍛錬は2倍な」

「…………………………………………………」

「そうかそうか嬉しくて声も出ないか」

「すいませんでしたー!俺が悪かったです!」


 俺は父さんのとても嬉しくない最悪の一言が放たれ綺麗な土下座を決めた。


「とりあえず上に上げろ、手提げ鞄にロープが入ってる」

「は〜い」


 俺は鞄からロープを取り出した、10メートルあった.......


「え、なが!え、父さん長過ぎない?!」

「ん?、それはマジックバックだその鞄の中身は異空間になってるらしい?俺もよく知らん」


 異世界ファンタジーだ!!、この鞄欲しい!

俺は興奮しながらロープ以外の物を出しまくった、囮用の生肉、睡眠玉、傷薬、ナイフ、謎の石?けっこう入ってる。


「おお!むちゃ入ってる!!」

「おい」

「え、すごい!!普通入りきれない量やのに!!入ってる!!」

「おい!」

「おお!なんだこれ石?宝石?キレーを他にもいろいろあるかな?」

「おい!!ウル!!」

「は、はい!!なんでしょう!!」

「いい加減ロープを垂らせ!!」

「はい!!」


 俺はロープを垂らして他の木に巻き付けた、これでよしと


「父さん大丈夫だよ、登ってきてー!!」

「おう、よ、ほ、よ、ほ」


「さてと、ウル!!」ゴン!!

「は、ぃんーーーーーーーーーーーーー」ゴロゴロ

「反省しろ!!」


 俺は父さんから脳天に拳の一撃を!!くらってのたうち回っていた痛てー!涙がく、痛い


「.......父さんて.......加減してて.......ください」ウルウル

「知らん!!ふざけた罰だ!!」

「.......はい」

「とりあえず仕上げるぞ」

「.............」

「返事は」

「.............はぃ」


 罠は簡単な落とし穴だ、ただし穴の下には石の返しが型の槍かなりのえぐい.........俺落とされんよな.........俺は落とし穴をじーと見ていた


「ん?ウルどうした?」

「へ?いやなんでもないですよ」

「またよからぬ事を考えとんか?」

「いえいえいえ、そ、そんなことないですぞよ」

「.................ウルちょと真っ直ぐ見ようか」ニコ

「.........う、ごめんなさい」

「何考えてたんだ?正直に言いなさい」

「.........はい.........父さんに仕返しに落とされるかと思いまして.........」

「はぃ?ガキでもないしそんな事しないわ、気にしすぎだ」

「.........すいません」

「そうだ、謝ったらそれで終わりだそれ以上は気にするな」

「はい、分かりました」

「おう、それでよろしい」なでなでなでなで

「あうあうあうあうあうあう」


なでなでなでなでなでなでなでなでなでなで


「あうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあう」


なでなでなでなで      ベシッ!!


「あうあうあうあう、ストップ!!」

「あ.........」

「撫ですぎです!!」

「いや〜撫で心地がすげー!良かったもんでな」

「まあいいけど」カァー

「ん?嬉しいのか?」ニヤニヤ

「うるさい!おりゃー!!」

「それが本気か?ほら」


 俺は全力で父さんのニヤケ顔を殴った、でも父さんはそれを手のひらでつかみ俺を空中に投げ飛ばされた、俺は5mぐらい投げ飛ばされ追撃は無し、着地と同時に勢いだけで父さんの足下を狙った、父は片足だけ持ち上げた


「ウル、これはどうする?」

「へ?」


 父が足を振り下げ地面に着いた瞬間地面が揺れたしかも父さんからだいたい10mぐらいの半径だけヒヒが入り衝撃波が


「なんだそれ!!!!ぐぉーーーーーー」

「おお、飛ぶな〜」


 俺は空高く吹っ飛ばされた、防御が出来ないぐらいの衝撃が地面から来た俺は


「空綺麗だな」


 意識を失った。



気づいたら家に着いていた、さすがに父さんがキャッチしてくれてたみたいだ、下父さんが母さんに叱られてる声は聞こえてる。理由は俺が気を失い慌てて家に帰ってしまい、罠など設置もまともに出来ずに帰ってきて何しに森に入ったのとお叱りようだ。まだ体は動けそうにない。


(寝るか、さすがに体が動かないだし)


俺は父さんが使った攻撃など起きたら聞こうと思ったり、魔法を考えたりして父さんを倒す方法を考えながら寝た。








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