1章 名前
(ここはどこだ?知らない天井?)
俺が目を覚ますとそこは、知らない天井と周りが木の檻の中にいた、
(なんだ、やけに体がいうことをきかない?あのクソ神はどこだそれに、この木の檻はなんだ?わからないことが多すぎる)
俺は、ため息をつきたかったが、それもできない、周りを見ても俺より大きい物しかない、嫌な予感がしてきた、自分の手を見たら、
「おぎゃ~おぎゃ~おぎゃ~おぎゃ~おぎゃ~」
(え、えええええええ!手が小さい、てか赤ん坊の声!え、俺の声!?)
俺は、自分の手が小さいこと、声が赤ん坊の鳴き声で、パニック自分でも分からないくらい泣いていた。
「おぎゃ~おぎゃ~~おぎゃ~」
(ど、どうしたら止まるんだ!)
自分の体なのに、自分の体じゃないような感じだ、自分で鳴くのか止めれない、状況が分かるように体を動かすが、あまりいうことをきかない。
「あらあら、起きたのね」
突然、俺の近くから声がした、そちらに首だけで見るときれいな白い長髪、優しそうな目をした女性がいた、俺の今の母親だろうか。女性はゆっくりこっちに、歩いてきた。女性は俺を持ち上げるとあやすように歌を歌い出した。
「~~~~~~~~~~~~~~~~」
きれいな歌声た、俺はその歌声を聞きながらいつの間にか鳴くのをやめていた、それに気付かず、うとうとしはじめ、俺は意識を落とした、それから目を覚ますと今度は目の前に先ほどの女性と白髪を後ろで束ねた鋭い目付きの大男が立っていた、
「じー」
(今度は誰だ?、この二人が俺の親?)
俺は目の前二人から目を離さなかった、二人は俺を見て、男はにっこりと女性は優しく笑いてをふっていた、それから男に持ち上げられた俺は、今の自分の名前を知った。
「ウル、父様だぞ~」
(俺か?ウル?)
「ふふ、あなた、はしゃぎすぎよ」
「仕方ないだろハク、俺とお前、初めての息子なんだそ」
「そうですね」
二人はそういって軽くキスをした。多分自分の名前と母親の名前がわかったが、だが謎も増えた、二人とも白い髪だから多分俺も白い髪、男と女の首には何かの牙のネックレス、服は男性は丈夫そうな長いズボンだけ、女性は少し装飾がついた服を来ていた、どこかの部族だろうか、俺も多分布のオムツと何かの毛皮の服を来ていた。窓の外は暗く青い月が出ていた
(綺麗な青い月?やっぱり異世界か)
俺は、父親に抱っこされながら月を眺めていた、なぜか青い月だけを凝視してしまう、体が熱くなってくる。
(なんだ青い月を見ていたら体が熱い?)
「お、ウルお前は戦士になれるかもな、我ら白狼族は、青月が出る日はマナが活性化し強くなる、マナ持ちは集落にほとんどいないから嬉しいな!」
(ん?、俺は人間じゃあ無いのか?父も母も人間にしか見えないな?)
俺は父の話を聞いて、首をかしげた、父も首をかしげ不思議そうにこっちを見ていた、母は俺らを見て苦笑いしていた、。
「ふふ、親子ね仕草がおなじたわ」
「そうか?」
(ん?そうなのか?)
母の顔を、二人で首をかしげて見た、そしたら母はその顔が面白かったのか口をおさえて震えながら笑っていた。俺と父は不満げな顔をすると、ツボにはまったのか爆笑、
「あはははははは!二人ともその顔はダメよ!」
「む!」
(ん?そんに面白いか?)
父は、変な顔になり俺を見て、俺もどこが面白いのか考えて変な顔になり父を見た、だがそれでもなぜ母が笑っているのか分からなかった。それから五分ぐらい続いて母も落ち着いた。
「はあ、たくさん笑ったわ」
「人の顔見て笑いすぎだ」
(眠い)
「あら、ウルはもうおねむかしら」
「ん?、そうだなこんなにはしゃいだからな、そろそろ寝るか」
父は母に笑われ苦笑いのまま俺にたずねた。俺返事はできないからそのまま父に抱っこされながら眠っれなかった。母がほっぺたをつついていたからだ。
「ぷにぷにね」
「ウルが寝れんだろ」
(う~、ん~、ねかしてくれ〜)
俺はつついたりぷにぷにされてうなされていた、だかそれを振り切り寝てやった。
「ふふ、やっと寝たね」
「いや、お前が邪魔してたんだろ」
俺ははあきれがをで言った、でもまだ妻のハクは息子のウルがの顔をつついたり、ぷにぷにしたり息子大変だな。
「そろそろやめてやれ」
「もう、少しだけね」
「それにしても息子の成長が楽しみだ」
「珍しく、はしゃいでたね」
「そりゃそうだ、ウルは青月を見てかなりマナが活性化してたからな!将来が楽しみだ!」
「ほどほどにしてあげてね」
「任せろ!さてと俺も夜の見回り行ってくるな」
「はい、行ってらっしゃい」
俺は見回りをしながら将来ウルを鍛えることにワクワクしていた。実は青月を見て、マナが溢れるぐらい活性化したら先祖返りと言われている、鍛えれば俺をも超えるだろ、闘うのが楽しみだそのためには俺も今以上に強く!