E257系のもたらす効果
E257系の東海道線転属、E261系投入など、いまの伊豆の鉄道は話題が目白押しだ。ここ最近の、特急の高級化の動きは、庶民の私としては辟易するところだが、やはり鉄道の復権がはかれるならば嬉しい。観光特急の運行と併せて、今後も伊豆の鉄道が注目される。
いっぽう、鉄道ファンとしてはこの転属劇もマイナスな話題をはらんでいる。JR東日本最後の定期国鉄型特急の引退、「ながら」廃止説が濃厚なことなど、無視できない大きな話題ばかりだ。特に貧乏旅行者の私としては、「ながら」廃止が重要だ。本当に廃止されると決まったわけではないが、いま残ったとしても、いつまで続くかは分からない。愛用者であるから気持ちのうえでは諦めきれないが、やはり廃止は免れないのだろう。
こればかりは仕方のないことだ。夜行列車の廃止は時代の流れからやむを得ないだろうし、国鉄型の引退に関しても、老朽化した車両が特急として見劣りすることは事実なのである。むしろ、双方とも、よく今まで存続したなという感はある。ここまで残してくれたJRや、活躍してきた車両に感謝したい。
E257系は、東海道線の革命児――児という車齢でもないが――として期待される。今後は編成組み替えと併せて内外装のリニューアルも行われるのだろうし、今後の展開が楽しみだ。また、持ち前の性能を生かして、スピードアップもされたらいいな、と思う。ぜひ、これからは東海道線沿線や伊豆地方といった新天地で、地域に貢献していってほしい。
この文章に関しては、そもそも投稿の直前にJRからプレスリリースが出てしまい、完全に出鼻をくじかれていた。そんな欠陥文章を今まで付き合ってくださった読者の皆様には感謝してもしきれない。とくに、内容は個人の予想の域を出ないものであり、小説と呼べるのかどうかも怪しいところだ。
それでも、文字として残した以上は、今後の展開がどれほど当たるのか、私自身も興味深い。と言っても、すでに185系後継車予想の時点で外しまくっていたから、予想の精度など最低なのだが(笑) でも逆に、予想が当たらないうえで「『ながら』廃止説」を提唱したので、むしろ存続したりして――それはそれで大歓迎だ。
支離滅裂になってしまったが、改めて読者の皆様に感謝申し上げて、あとがきに代えさせていただく。
2018年5月28日
野洲ゆうき