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昔、『日本巌窟王』ってテレビドラマがあった

 春の新番組の『モンテ・クリスト伯 華麗なる復讐』をディーン・フジオカ目当てで観ております。ツッコミどころ満載。初回を観た後、原作を読み返したくなりました。

 実家に行った際に、父とちょいと話したら、ドラマとしては面白くない、原作を知っていないと解らないくらい話の展開が早すぎないか、と言い、やはりわたしと同様に原作を読み返したくなったそうです。

 原作のエドモン・ダンテスと違って商船員ではなく、漁船員で、「オレ英語解らない」と言っていた柴門暖が、一国の元宰相からマンツーマンで脱獄の穴掘りしながらエリート教育してもらっていましたが、果たして何ヶ国語も操れるようになるのか、大丈夫なのか心配でした。元宰相の隠し財産の在り処を教えられた暖。身許が不審でも大金を預けていれば顧客扱いの銀行なのか(ゴルゴ13の銀行口座のようなものですか?)、まずその大金でどっかで国籍なりなんなりどっかの国で手に入れて、モンテ・クリスト・真海としてかれーな復讐を遂げてくれるのでしょう。

 小学生の頃観た時代劇に『日本巌窟王』がありました。草刈正雄が主演、島原の乱が背景にあって、草刈正雄が島原の乱に際して、切支丹と通じたと罪を着せられます。確か重要犯罪人の子どもとして捕らえられた姉弟(浜木綿子と志垣太郎だった)を、草刈正雄を陥れようとした人たちが逃がしました。無実の罪で牢獄に入れられ、同じ牢獄にいた老人から切支丹の隠し財産を教えられ、その老人の死後、なんとか脱獄に成功。琉球の王族か貴族を助けた縁で、その身分で日本に乗り込み、復讐をしていきます。

 真っ白な衣装を着て、「日本巌窟王」と名乗りを上げてのチャンバラシーンがありました。今にして思うと、お芝居だから格好いいのが一番なのでしょうが、斬り合いでは返り血があるじゃないのよ、と茶々を入れたくなります。

 エデに相当するのは琉球のお姫様で、三林京子。復讐を終えると二人で新天地を求めて去っていきます。

 フランス製の連続ドラマ、ジェラール・ドパルデュー主演の『モンテ・クリスト伯』は観ていないのですが、あれはエドモン・ダンテスがメルセデスとよりを戻すラストだそうで。

 ディーン・フジオカのモンテ・クリスト・真海は果たして、メルセデスに相当するすみれ役の女性と結ばれるのか、それともエデ役の女優が出てくるのか、孤高のまま去るのか。

 復讐の手段がある程度予想できるので、そっちの展開が楽しみです。

 再読したい本、積読のままの本、沢山あって困っちゃいます。


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