朝日と手紙
ちょくちょく更新する予定です。
私は、今日の彼の1日を記録する。
何故記録しなければいけないのかは、かつて勇者率いる聖国、魔王率いる魔国の戦争中に
勇者と魔王を共闘させる程の人物だからである。
勇者と魔王は、これを期に聖魔国が、誕生する。
私の任務は、聖魔国に定期的に彼の機嫌や、様子を伝える様に言われている。
ちなみにそのことは、本人に伝えている。
朝彼は、まず動物達を起こす。
彼いわくは、鳥、亀、蛇、虎を飼っている。
しかしそれは、朱雀、玄武、青龍、白虎、どれも1匹で国を堕とせる程の聖獣。
だが彼は、まるで無害のペットの様にしている。
それだけ彼に実力が、あるのかも知れない。
「おはようミーナ調子は、どう?」
「おはようございますシン。今日も大丈夫ですよ。」
「なら良かった。朝食作るからじいちゃん起こして来て。」
「分かりました。」
彼は、祖父と今まで暮らしてきた。
幼い時に両親を亡くしてるらしい。
「ゲオルニクス様、朝食の準備をしている。ので、早く来てください。」
「老人を急かすでない。」
彼の祖父ゲオルニクス様は、7賢者の一人で、無属性の賢者です。
その力は、80歳になった今でも現役です。
リビングに着くと、何時もの様にパンとスープそしてリンゴの質素な食事です。
「じいちゃん、今朝ポストにラクリスって差出人の手紙来てたよ。はいコレ」
「そうか…ラクリスが、かぁ…」
そう言い手紙を開けた。
素早く読み告げた。
「シン、仕事じゃ。」
コメントくれると励みになります。