表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/18

第8話 心の中できっと生き続ける

...夢の中...



久しぶりに妻と二人でゆっくり何気ない会話をしながら妻が鍋をよそうって頼綱にお椀を渡す。


ただ、ぼっーとしていると妻が「今日は何だか様子がおかしいよ。」と言ってきた。


「すまん、あまりにも懐かしいと感じたから...」



妻はわけもわからなそうな顔をしていた。



「ねぇ、そういえば近ちゃんが今度大きな大根と白菜が畑になっていたらしいから取りに行くのてつだってよ!」


「あぁ、手伝うよ。」


近ちゃん...(よく畑になっていた野菜を分けてくれた若い人)その呼び方を聞いたのもいつぶりだろうか?



「なぁ○○」


「なに?頼ちゃん。」


と聞き返していた彼女を見て口をつむった。



「えっ?何。頼ちゃん」


言葉がでないでいる。もう二度と話すことすらできないっていうのに...


伝えたいことならたくさんあるでも今は伝えられない。


胸に手を当てながら家の玄関の引き戸をあけてそのまま真っ白に染まった風景の中へ飛び出した。



きっと夢でもいいそう思っていたからこんな夢が生まれた。



悔み続けた日々、失い続けた家族との時間...取り返しなど決してつかない。



はやく現実に戻らなければいけない。本当はずっとここにいたいけどでもやるべきことをなさずして亡くなったものに顔向けできない。



そのために長々と続く雪の中をひたすら裸足で走り続ける。


きっとこの先に現実世界へ戻る方法があると信じて


...現実...



静まり返った夜に一人の男が水晶玉を持った女が男に直接脳内へ話しかけた。




「どうだ?うまくいきそうか?夢間むま


「はい。捕らえました。常姫ときひめ



そう話しながら何かを探していた。




つづく


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ