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第3話 「忍びの村」

...伊賀忍者の村...


山脈を越えて東に進むとそこには小さな忍びの村があった。



辿り着くとそこでは子供から老人まで鍛えているのが見えた。


近くの団子屋に入った。


「へい、いらっしゃい!おっ、見かけない顔だね。どっから来たんだい?」


「駿河の方からこっちに来た。」



「へぇ~、また遠いとこからよう来たね。さぁさぁ、ゆっくりしなさんな。」


お茶と団子を運んでくる一人の美少女がいた。


「女将さん、あの娘は?」

「かっちゃんのことかい?あの娘は佳枝(かえ)ちゃんよ。」


「佳枝...良い名前だな。」


「ところで女将さん、この辺で鬼を見なかったか?」


女将さんは不安そうな顔で「そうね~あっ、でも最近周辺の村で鬼が出たって噂になってたわ。」


団子を急いで口の中に放り込み、お茶を飲み干し女将さんに「情報ありがとう、また来るよ。女将さん」


と言い残しその場を後にした。


女将さんが言っていた村の情報を頼りにその村へ急いで向かった


...周囲の村...

村に到着すると不気味の悪い視線を感じた。


周りを見わたしても誰もいない


仕方なく村の中を探索することにしていると何やら後ろから気配を感じる。


振り返るとそこにはさっきの団子屋の美少女がいた。



「何やってるの?お兄さん。」



「何って鬼を探している...」


少女の後ろに鬼がいた。


「あぶな...」


と言いかけた時、少女は振り返ることなく鬼の頭部にくないを投げた。


倒れかかる鬼の首を刀で斬り裂いた。



どうにかして鬼を倒すことができたのも束の間、周辺の民家から異臭が漂っていた。


「あちゃ~、これはいるね。たくさんの鬼が...どうする?お兄さん私と逃げるかここで戦って死ぬか」


考える余裕なんてないそう思った。


「一緒に逃げよう。」



「そうこなくちゃ」と少女は民家の瓦を走り出した。





...忍者の村...



どうにか戻ることができたが村の様子がおかしい。


「おかしい...いつもならみんなでどんちゃん騒ぎなのに...」


村の中をみわたしても豊臣の旗が立っている。


村の中を歩いていると急に後ろから鈍器のようなもので殴られた。



気がつくと目の前には豊臣秀吉がいた。


「太閤様、例の反乱分子を捕らえました。」



「よい、下がれ!」


「はっ」



「久しぶりじゃな。源頼綱...そうか覚えておらぬか。第六天魔王亡きあと、明智光秀を庇い明智光秀を殺した男。そう、お前が見殺しにした。」



「覚えてるよ...今すぐ殺したいくらい憎い」


と言った瞬間顔面を蹴りあげた。


「無礼者、ひざまつかぬか」




「その感情忘れるでないぞ。」


と言い秀吉は去った。





つづく

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