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第7話 ソラはあったことを話した。

おはよー。んー。ふかふかな場所にいます。 ベットぽい。近くに気配あり、ノアかな?

目を開ける。

ノアじゃなかった。

女の子でした。

誰?

ノアはどこだろう?

聞いてみよう。


『おはよう。君は誰?』


女の子は驚いて目を見開く。

「本当にお話しするんだね。私の名前はミリムだよ。勇者様の友達。」


『勇者?あぁ、ノアか。ねえねえ、ノア知らない?』


「勇者様なら学院に契約獣登録しに行ったよ。私は貴女の世話するように頼まれたの。」


学院か。学校みたいなところかな。

そういえば、ノアってなんで、勇者って呼ばれているんだろう?というか、勇者って何?

聞いてみよう。


『ねぇねぇ、勇者って何?』


「あぁ、勇者様っていうのはこの国を救ってくれた人なんだ。この国が故郷の勇者様はね、凄く強くて、この国を襲ってくる魔物や、魔力が暴走して暴れている魔獣を倒したり、なだめたりしてくれたんだ。そんなことしてたら、この国の人たちに勇者って呼ばれるようになったんだ。すごいでしょ!」


すごいでしょって、すごいのかな?元ドラゴン様だもん。魔獣の弱いところとか知りつくしてるに決まってる。

だから、

『ふーん。』

とかえした。


「なんで、ふーん。なの?」


『なんでって、だってその話を聞いただけではノアの強さや、弱さなんてわからないもの。誰かが、大げさに広めている可能性もあるからだよ。』


「で!なんで、ミリムがここにいるんだ?おい!」


「え?勇者様、帰ってきてたんだ。おかえり。」


『なんでって、私を見ておくように頼んだんじゃないの?』


「んなこと頼んでない!」


「ソラもソラだ!簡単に他人を信じるな!何かあったあとじゃ遅いんだぞ!」


『大丈夫だよ。ノアにしか触れないように魔法使ってるもん。』


「え?そんなの張ってるの?」


『うん。ノアみたいにさらう人がいるかもしれないから、寝てる時も張ってるの。』


「俺は攫ってない!保護したの!」


『あー、ハイハイ。わかってますよー。』


「ってか、寝てる時も張ってたら魔力回復しないだろう!」


「そうだよ!ソラちゃん寝るときは魔法使っちゃダメ!私が触れないじゃない!」


「ミリムはいい加減帰れ!!」


「いいじゃない。いても。ねぇ、ソラちゃんは、いてほしいよね?」


『んー。どっちでも?ミリムは、ここにいても触れないから楽しくないと思うよ?』


「んー。ねぇ、本当に触れないの?」


『試してみる?弾かれると思うよ?少し痛いかもしれないし。』


「んー。試してもいい?ダメだったら諦めて帰るわ。」


私の方にミリムの手が近づく。


バチッ!!!!


「っ!!」


「ダメのようだな。ということで帰れミリム。」

ヒョイっと私を抱き寄せミリムを睨め付けるノア。

心小さいなー。

まだこういうところが子供だね。


「わかったわよ。ソラちゃん、また学院で会おうね。」


『バイバーイ!』


「さて、邪魔者は帰ったし。人化しろ。そのあとに、お前の俺と出会うまで何してたのかと、持ってるスキルの解説な!」


『うぇー。なんで説明しなきゃいけないの?しかも人化で。」


「お前のこと全部知っておきたいから。人化を使い続けることで、魔力の容量が増えるかもしれないからだ。」


『むっ。真っ当な答えが返ってきた。しょうがない。なりますよー。』


光に包まれ人化を成功させた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


話し終わった。まあ、卵から孵って4日ぐらいしか経ってないからね。当たり前だよ。スキルについても話した。

疲れた。スキルは契約した時に増えたものもあるから。省略するのを許してくれて助かった。


「ソラは凄いな!こんな短期間で凄い成長してる!一回の進化がもう終わってるなんて思わなかったぞ!」


『うん。納得した?じゃあ、おやすみ。』


「いやいやいや、おやすみじゃないからこれから学院に行かないといけないから起きろ!」


『えー。眠いもん。人化しなくてもいいなら行くけど。』


「ああ、しなくていいから行くぞ!」


『はーい。というか、学院って何しに行くの?』


「俺だけじゃなくて他の学院の生徒にもな契約獣はついてたりするんだ。そいつらと会っておかないと攻撃されるかもしれないから、紹介だけしに行こうかと思ってるんだ。」


『ふーん。縄張り争いとかあるんだ。』


「あぁ。だから威張り散らしまくっていいからな。俺の契約獣なんだし。」


『ん?まあ、ノアがそう言うなら。』




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