第5話 少年の正体は?
私ネーミングセンスないんで、執筆中の名前とかぶると思います。すみません。
【少年視点】
「はぁはぁ、ここら辺のはずだ。あいつがいるのはここに来るまで長かった。あいつはまだ生まれたばかりだろうけど。護衛もなんとか巻いた。」
俺が生まれた場所にあいつも生まれたはずだ。
俺は以前とは正反対の見た目だから警戒されるよな。っ!あの洞窟!あれだ!
卵!割れてる無事に生まれたんだな。かじった跡がある。俺と同じことしたのか。でも、少ししか齧ってない
魔力が残っているかもしれない。
目を閉じる。
ん?ここら周辺満遍なく魔力が漂っている?まだ近くにいるってことか。だが、範囲が広いな。
目を開ける。
見つからないかもしれない。
あいつは、俺に会いたいだろうか。もう、あいつの好きなドラゴンではない俺に。転生神に人間に生まれ変わさせられて、いつか殴ってやるあいつ。
キュア?
なんだ!魔物か?!
あっ・・・
いた。ようやく会えた。
でも、どうやって会話しよう。考え込んでいると。警戒しているように見えた彼女の瞳が悲しい目になった。
え。どうした?!驚く。
彼女は、草むらの中に入っていく。
俺は早く行かないとっと思いながら、彼女がなんで悲しそうにしていたのか。
あいつは女の子だ。生まれた時そばに誰もいなかったら、どう思うかな。
一人で寂しかったのか、おまえ。
草むらを静かにかき分ける。
白いトカゲは目から涙を流し眠りについていた。
俺はショックをうけた。なんてことをしてしまったんだ。一人にしてしまった。
・・・もう、ひとりにしない。
一緒にいこう。俺と一緒に。
白いトカゲに手を伸ばす。
ぐっすり眠っているのか目を覚まさない。俺と共に生きよう。
まずは、あのうるさい奴らのところに戻ろう。大丈夫。俺が守ってやるからな。
ソラ。