表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/16

第13話 キレる


おはようございます!ふふふ。私は今最高に!テンションが上がっております。まだ目を開けてないんですが!背中に違和感があるのです!これは翼さんでしょう?ついについに自分の翼で空を飛べるんです!目を!開けますよ!


・・・・・・にまぁ。

翼があります!白い大きな翼!綺麗です!硬そうです!にやけが止まらない!やばいです。こんなところノアに見られたら終わりです。

深呼吸しましょう!スーハースーハー。

落ち着きました!練習しましょう!今はベットに居ます。大きさは枕の半分の大きさですね!大きくなったので視界が開けてます。首がとても疲れていた目線でしたが。これならまだ楽になった気がします。

飛べればもっと楽です!ノアの肩に乗れなくなりそうなのは悲しいですが。抱っこしてもらえるかも!楽しみです。


少し、動かしてみます。パタ・・・・パタパタ!動く!動くよー!!飛べるかな??部屋の中なので風はないですが、部屋の中の空気を翼で捕まえるように・・・バサッバサッ!!音変わった!かっこいい!浮けるかな。

バサッバサッバサッふわ。

浮けた!飛べた!縦横無尽に飛び回る!わーいわーい!あ、ノア!ノアに見てもらおう!探しに行こう!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その頃、ノアは学院長に呼び出され、“転生勇者レイナ”と言い合いをしていた。


学院長室


「・・・ですから、無理ですそんなこと言われても。あの子はすでに契約済の魔獣。ここにいる、ノア君の大切な契約獣なんですから!」


「俺のソラは誰にもやらない。大切なパートナーだぞ!」


「私は転生勇者レイナですよ!あの白いトカゲも同じ世界から来た転生者だとわかっているんです!転生者同士一緒にいた方が安心できますわ!」


「転生者だろうとなかろうとソラは渡さない!!俺の大切な存在なんだ!」


「とりあえず、白いトカゲに会わせてください。話はそれからですわ!」


「はぁ、ノア君ソラ殿は?」


「ソラは・・・」

バタン!

『ノア!あ、いた!みてみて!進化したよー!!翼が生えたのー!これで空も飛べるよ!』


「ソラ!起きたのか!お前2日も寝てたぞ!心配させんな!」


『そんなになってたの?!知らなかった。ごめんなさーい。』


「ようやく会えましたね。こんにちは白い・・・トカゲではもうないのね。今はドラゴンかしら?」


『?誰?』


「ソラ!こっちに来い!」


「お待ちになって!私はあなたと同じ世界から来た転生者です!一緒にこの世界を旅に出ませんこと?そこの契約者とは契約をやめて私と契約し直しましょう!」


『はっ?転生者?ノアと契約を切れ?一緒に来い?』


「そうですわ!一緒に、『やだ。』・・・え?」


『ノアー、このバカ誰〜?』


「西から来た転生勇者レイナらしいぞ。」


『ヘえー。そんなことよりみてよ!綺麗でしょ!ドラゴンになれたんだよ!』


「ああ。綺麗だ。」

「ソラ殿は素晴らしいドラゴンになれましたね。」


『えへへ〜』


「なんでですの?!なんで一緒に来ると言わないんですの!」


『ですのですの煩い。黙れ。お前の声イライラする。』

私は威圧に殺気を込めて放つ。


「っく!・・・しかたないですわね。この手段は使いたくなかったんですが、ノア殿?」


「なんだ急に・・・っ!」

『ノアどうしたの?』

「こ、これは動けない?!ソラ殿お逃げください。レイナは束縛の呪い魔法を使ってます!」学院長が叫ぶ。


「そうよ?私の言うとおりにしないと君のご主人死ぬわよ?今は声封じだけをしているけど、次は心臓を止めましょうか?」


「・っ!!」ノアは私に目を向けて懇願するように目を向けてきた。

これは自分の命が危うくなって言うとおりにしろっ!というわけでなく。

多分・・・殺すなと言っているんだろう。


ごめんノア、私こいつを、殺したい!


『ねえ。』

「ふふふ何かしら?」

『二択選ばせてあげる。』

「は?」

『切り刻まれて殺されるのと、魂拘束して死にたいのに死ねない体にされるのどっちがいい?』


「ソラ殿!」

「っ!!」


「あなた、今の状況わかってるの?」

『質問してるのはこちら。答えなかったから、どっちも行うね。』


「は?」

レイナの右手が空を舞う。

右手が自分のだとわかり、発狂する前に、残りの手足を切り刻み、だるま状態に。

「あ。」


『痛い?苦しい?死にたい?ダメだよ。君は私が満足して飽きるまで殺し続ける。』


「ソラ!やめろ!」

『嫌だ。こいつは、ノアを殺そうとしてた!許さない!』


「約束しただろ!」

『っ!!・・・。』


『でも、ノア。』

「でも、はなしだ!」

『うっううー。わかったよぅ。』

私は睨みつけながら体の部位を回復してやる。

「よし。学院長!レイナさんはお帰りになるようなので俺たちも失礼します。」


「あぁ。あとのことは任せなさい。」


「はい。お願いします。」

私はノアと一緒に部屋に戻って行った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ