第12話 ついに!
剣の訓練所につきました!
なんか、私もやることになったんですが、まあ、契約した時に手に入ったけどさ。で、先生の見た目執事なんですよ。
「是非お相手をお願いできますか?ソラ殿。」って言われました。
執事さん、私剣持ったことないよ(汗
『ノア〜わたしは見学でいいよ〜。』
「お前、俺と契約したからスキル手に入ってるだろ?大丈夫だって!」
『私は剣なんか持たなくても強いもん。普段トカゲだし。』
「では、トカゲ姿で戦いましょうか。それなら問題ないでしょう?」
『え?!何で戦うこと前提なの!?』
「ソラ、諦めろ。セシルは戦闘狂だから、執事だけど。」
『うぇー。』
私はだらんと力を抜いた拍子にトカゲに戻る。
「ということで始めましょうか!」
パンパンと手を叩く。
『じゃあ、私の戦い方で戦うよ?いい?』
「もちろんです。魔物の姿をしている中でも剣を使えなんて言いません。」
『いや、剣は使うよ?』
「はい?」
『ということで、ちょっとここにいる人!武器借りるよ!』
「「「「え?」」」」
執事さんVSトカゲを見始めたノアを含めた他の生徒に声をかける。
『じゃあ、行くよ!』
私は周りの人達の剣を念動力で浮かせる!その数、30!
執事さん警戒高める!
まずは10の剣を思いっきり真正面からぶつける!
執事さん思いっきり後ろに飛びかわそうとした。
が、ソラは追跡させた!
執事逃げることができないと感じ、10本の剣を受け流す。
ソラはとりあえず、10本の剣は土に刺さったまま放置。
次の剣は魔力を含ませ強化させたものを10本!ぶつける。
執事、受け流せず、吹き飛ぶ。
「ぐっ!」
その剣10本も壁に突き刺さったまま放置。
壁から抜けてきた執事は一気に駆け抜け私のすぐそばに来る。
剣を振り下ろす!
ガキン!!!
私には結界効果で刃は届かない。
「なっ?!」
『ざんねーん賞』
放置していた20本と私の背後にあった剣を執事の周りにつかせる。
『降参?』
「はい、参りました。」
『えへへー勝ったよーノア〜。褒めてー!』
「えっと、とりあえず、武器下ろせ!」
『あぁ、忘れてた。みんなありがとうねー返すー。』
「全部誰から借りたのか覚えてるのか?」
『うん。それは覚えてるよー。はい、コレはノアの剣!』
「確かに、俺のだ。凄いな。セシルに勝てるなんて思わなかった。」
「ええ、近づけたら勝てると思ってましたが、あの魔法壁が張ってあるとは。」
『それにを確認させるためにわざと近づけさせたのだよ!えっへん。』
「策略のうちでしたか。完敗ですね。ソラ殿、二回目にぶつけてきた剣は威力が違ったのですが、なぜでしょう?」
『ん?あれは、魔力を流したんだよ。それで強化したの!』
「魔力を纏わせる?そんなこと可能なんですか?」
『え?他の皆はできないの?』
「え、えぇ。固有スキルではないので?」
『ん?固有スキルは私持ってないよ?』
「え?」
「セシル。本当にソラは固有スキル持ってないぞ。固有スキルぽいものは持ってるが。」
「なんと?!まさか。じゃあ、剣に魔力を纏わせるのはスキルではないと?」
『違うよ。だからできるかもしれないね。みんなも。』
『魔法苦手でも強化させるのは得意ってこともあるかもしれないよ?みんな、魔力持ってるんでしょ?』
その言葉に、執事さんことセシルは目を輝かした。
「ソラ殿!これは革命ですぞ!どのようにやるのか教えてください!」
『えっと〜、悪いけどちょっと休憩させて、魔力尽きそうだし、疲れた。』
「はっ!すみませんでした。無理はなさらないでくださいね。」
「じゃあ、通常の稽古に入りません?セシル先生。」
「そうですね。その間にお休みください。ソラ殿。」
ナイスフォローだよ!誰かはわからないけど学院の生徒さん!
セシルと戦った後で経験値がかなりあったんだろうね。レベルが上がりまくって、進化できちゃうよ!空を飛びたい!空から援護したいの!ノアを完全に守れるように!死角なんてなくすんだ!
まずはステータス確認!
ステータス
[ソラ]マスタリートカゲ Lv15
※LvMaxのため進化できます。
体力 100→200
魔力 15→50
攻撃 35→65
防御 30→70
魔攻 40→70
魔防 30→60
速さ 100→180
器用 60→100
運 ∞
▽スキル
超回復 念動力(結界、浮力、操術)
暗視 毒使い(毒纏、毒牙)毒耐性
麻痺耐性 痛覚耐性 疾風 風使い(カマイタチ、風壁)探知 危険察知 鑑定 悪食 念話
言語通訳 剣 火使い 土使い 光使い
闇耐性 人化
ステータスも大幅アップだね!速さがすごく上がってる!さてさて進化先は?
進化先
▽マスタリードラゴン
▽マスタリーリザード
▽マスタリーリトルドラゴン
ん?ドラゴンなのはいいけど、リトルとリトルなしってどう違うんだろう?見てみよう。
・マスタリードラゴン
念動力と今現在持っている魔法のみ扱えるドラゴン。持っている魔法のみ耐性がつく。成体のドラゴン希少種。
・マスタリーリトルドラゴン
念動力と魔法を扱う小さなドラゴン。魔法のスキルを覚えやすくなる。多くの魔法に長けるドラゴンとなるかもしれない。
幼体のドラゴン希少種。
んー。これはリトルの方がいいな。まだ成長したいもん!
というわけでマスタリーリトルドラゴンに!!!
私の体が、光を放つ!ノアたちも私の変化に気づき、駆け寄ってくるが。私の意識はそこで途絶えた。




