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プロローグ

 

 私の名前は、狩野 ソラ。ゲームが好きで、よくファンタジーな部類のものをやっている。ファンタジーといえばドラゴン!私は西洋のドラゴンが特に好きだ。大きな翼を背に広げ、大空を舞い、爪や牙時に翼でも相手を切り裂き攻撃する。魔法も使えれば使いたい!そんな願望を毎日のように考え、自分の部屋のベットで寝っ転がる。目をつぶり眠りに着くまえに何か大きな音がして飛び起きた瞬間目の前にトラックがいた。


 そう、それが最後の光景だった。


 今、その瞬間について思い出し、なぜこんなところにいるのか改めて考える。今、私は白い空間にいる。体は思うように動かすことは可能だ。その体で見渡すが、見渡す限り、白白白白の世界なのだ。なんとなく、小説でよくある転生するまえに来るような空間なのではと考えている。それなら、当然神様がいるはずだ。でも、いない。その代わりに私の目の前には白いドラゴンがいた。


 そう!白い!ドラゴンだ!!私が夢にまで見たあのドラゴン!遠目から見ると白い鱗だが、近くで見ると光の反射か何かで虹色に輝いている。目をつぶって静かに眠っていたそのドラゴンがついに目覚めいきなりこういった。

「お前は、何になりたい?」

 と。


 何になりたいか?そんなの決まっている!


「私はあなたのようになりたい。貴方のような鋭い爪、鋭い牙、そして大きな翼!!貴方のような強い龍、ドラゴンになりたい!」


「・・・・・・。」

 白い龍は驚いたように目を見開く。


「私のようにか?だが・・・退屈だぞ?若いときは楽しかったが・・・。強くなると退屈だぞ。」


「うん、だろうね。でも、私は貴方のようになりたい!貴方のようなドラゴンになりたいの!」


「・・・。私は昔龍ではなかったぞ?」


「え?!そうなの?・・・じゃあどうやって龍になったの?」


「進化だな。ある程度レベルが上がれば進化できるのだ。」


「レベル?!もしかして『ステータス』ってあるの?!」


「うむ、あるぞ。よく知っているな?」


「ますます、行きたくなった。貴方が生きた世界に!あ、魔法は?!」


「・・・あるにはあるが、使えないかもしれんぞ?私の生まれ変わりになると最初は使えん。まあ、後々使えるのかもしれんがその方には進化しなかったからな。」


「進化っていろいろあるんだね。それでも大丈夫!いつか、ドラゴンになれるなら私頑張るよ!」


「意志は固いようだな。・・・わかった。それでは、頑張って私の生まれ変わりとして生きて行くがいい。」


 白く暖かい力に包まれ私は意識を失った。


「頑張るんだぞ。私がそこにまた生まれ変わるまで・・・。できるだけ早く行くからな・・・。」




いつか書きたいと思っていた小説で、転生したら〜って題名の話見てたらより一層書きたくなって書きました。「姉弟の初めてのVRMMO」と一緒に投稿していくつもりなんで、宜しくお願いします。

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