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詩、紡ぐ場所(α)

砂の心

作者: 蒼井托都

僕を手招く影を探す


僕から何もかも奪ったその影を


世界の闇に魅入られて


弱い心を射抜かれた僕を


大切な人の亡骸が


砕け散った望みの破片だけが待っていた


きっと影は気まぐれくらいの確率で


僕の懺悔を拝めるなんて考えていただろう


絶望的な後悔に身を浸すことを期待していただろう


そうして灯った闇をまた


食い物にしようと狙ってる


でも大丈夫だ


僕はもう闇に溺れない


幸せな時間と引き換えに手に入れた


終わりゆく時間を否定して手に入れた


この途方もない孤独を糧にして


僕を手招く影を探す


そして何もかもを奪い返す


そう決めたから


大丈夫なんだ



(C)Aoi Tact


これ確実に200文字いってないだろうと思いながら読み返していて、やっぱり全然足りなくて、大幅に加筆修正しました。

100文字くらい増やすのも大変なんだ・・・と、今更ながら文字数制限の奥深さを感じています。

でも言葉数が少ないゆえに世界観の輪郭が曖昧になってしまっていたと反省しながら読み返していたので、輪郭が以前よりくっきりしているのではないかと思います。

それでもぼんやりとした感じになるというか、させたいというか、その時々で変わってくるので、また後日読んだら直したいと思う時が来るかもしれません。その時はその時で。

些細なきっかけで永い時間を生きることになった「僕」のお話。

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