確認すること
案外、早く更新できました。展開が浮かびすぎて、どれにしたらいいのかわかりません。(´・ω・`)
できれば、感想欄か、メッセージで、この作品、あるいは、主人公のイメージを書いて下さればうれしいです。
あまり、文章に納得していません。もっと、自分の考えていることを上手く書きたいです。文才が欲し過ぎて、喉から触手が出そうです。
「んで?魔法が使えるけど使えないってどういう意味?まずはそれに答えてよ?」
やたらとキモイ形をしたニンジンに尋ねられる。どういう意味って言われてもなぁ。
「正直俺にも何ができるかあまり分かってないんだよ。ただ、このスキルがもし俺の予想通りなら限りなく魔法に近いものが使えるはずなんだよ」
そういやステータスの確認ってできるのかな?どうやるんかねぇ?取り敢えず適当に・・・
「ステータス確認。対象:明玄次隆弘」
お!出てきた出てきた。もしかしたら口に出さなくてもいけるかもね。
<明玄次隆弘:Lv1>
職業:ニート(笑)
筋力(A):23/28
素早さ(S):22/30
防御力(G):5/10
魔力(MP):200
activeskill:『仮面Lv1』『属性操作Lv1』
passiveskill:『身体能力弱化』
称号:演者
所持品:
色々ツッコミたいんだけど、まずニート(笑)ってなんだよ!?ニートじゃねぇよ⁉ちゃんと高校行ってたよ⁉
それに、魔力を除いて軒並み身体能力が低すぎる‼いや、魔力も高いのか低いのかわからんし・・・それに、『身体能力弱化』?なんだこれ?こんなもん頼んだ覚えねぇぞ?
あ!もしかして、神のヤロウの嫌がらせか⁉あいつ、何ちゅうことしやがる!何で神が私情で嫌がらせしてんだよ⁉
「どんな感じだい?君のスキルは役立ちそうかい?」
「?、見えてないのか?」
「?、当たり前だろう?ステータス画面なんて本人が開示を許可しない限り見れるもんじゃない。そんなことも知らないのかい?・・・まあ、それは後で聞くけどさ。そういえば君、名前は?」
「ああ、そういや言って無かったな?俺の名前は明玄次隆弘。お前は?」
「僕には名前なんてないよ?でも、人間たちは僕を呼ぶとき『マンドラゴラ』と呼ぶ。何と呼んでくれても構わないよ」
「じゃあ、ゴラで」
「ネーミングセンス無さすぎでしょ。もっとこう、カッコいいの無いの?例えば『叫ぶ(ケミカル)者』とかさぁ」
「厨二か‼それはそれでないわ!」
「と言うかマンドラゴラなのに驚かないのかい?あと、『ちゅうに』って何?」
「別に?うるせぇなぁ。くらいだったし?厨二ってのは・・・まぁいいや」
「よくないよ。そういえば死んでなかったね。なんでかなぁ?まぁいいや。それで?スキルは何持ってるの?」
「『仮面Lv1』と『属性操作Lv1』だな」
「『仮面』?何それ?」
「わからん。が、もし俺の予想通りなら・・・・【こういうことだと思うよ?】」
「!?何それ!?僕の真似!?めちゃめちゃ似てるんだけど!?声まで!?どうなってんの!?」
「要は相手の仕草というか、行動というか、口調というか、その辺を真似できるようになるんだと思う」
「戦闘に役に立つの?」
「わからないけど使い方次第だろうな。こっちは演技や相手の真似をすることで熟練度的なものが上がるみたいだ」
「変なスキルだねぇ。見たことも聞いたこともないや。もう一つのほうはどうなんだい?」
「『属性操作』か?こっちは多分、属性に関連のあるものを操るんだと思う」
「??まったく意味が分からないんだけど?」
「まぁ見てなって」
そう言いつつ目の高さくらいで右手を伸ばす。
もしこれが俺の望んだ通りなら、魔力を使わないでこの世のあらゆる物質を操作できるはずだ。Lvが低いからそこまではできないと思うけど、周囲の空気を操ることくらいはできるはずだ。
右手に意識を集中し、イメージを浮かべる。風を右手の上で渦を巻かせつつ集めてみる。
「風が?集まって来てる?」
集める。周囲の空気を渦を巻かせつつ球形にして圧縮する。これ結構しんどいな。主にイメージを維持するのとかが・・・まてよ?渦なんて巻かせるから悪いんじゃないか?
そう思い、集めるだけにすると、だいぶ楽になるとともに手の平に見えないものが集まるのが分かる。が、霧散してしまう。・・・まぁ色々試していこう。
今のでなんか疲れたしな。
いったん風を集めるのをやめ、ゴラに話しかける。
「こんな感じだけど、どうよ?」
「殴りたい。そのドヤ顔」
しばらく、話や質問をしながら歩いた。結果、色々わかったことがあった。
まず、この世界の名前は【リアース】。まぁ、これは神からも言われてた。聞こえたのかって?ぎりぎり聞こえた。
んで、この森は『魔女の森』由来は魔女が支配しているから。・・・・まんまやんけ。国に関しては森から出たことがないのでよくわからないとのこと。そらそうだわな。
「最初から怪しいと思ってたけどやっぱり君、別世界の人間でしょ?」
「・・・なんでそう思う?」
「当然さ。国はまだしもこの世界の名前すら知らないとなると、記憶喪失か、別の世界の人間ということになる。話をしたところ、記憶喪失ではないようだから、消去法で別の世界の人間だと予測した。こんなとこだね」
「お前、植物のくせに頭いいな?」
「当然!僕をそこらの魔物や植物と一緒にしないでくれるかい?」
「一緒くたにするつもりはねぇよ。他の植物が可哀想だろうが」
「あれ?それどういう意味?馬鹿にしてる?」
「してるしてる」
「普通に認められると反応しづらいな。それより、君はどんな世界でどんな暮らしをしていたの?」
「聞きたいか?面白くないぞ?」
「いいさ。退屈しのぎに聞きたいんだよ」
「俺のいた世界は魔法じゃなくて科学ってのが発展してた。魔法のように便利なものが無かったから自分で便利なものを創り出したんだ」
「へぇ、それはすごいね」
「んで、俺はその世界で・・・まぁ、苛められてた」
「何でだい?」
「初めの原因は何だったかな?・・・・あぁ、思い出した。なぁ、お前から見て俺の目ってどう見える?」
「別に普通だと思うよ?といっても、他の人間の目なんてあまり見たことないけどね?」
「俺の目、他の人と比べたら若干おかしいんだよ。まぁ、本来なら苛められるほどじゃないんだけどさ」
「何が違ってたんだい?まさか、【魔眼】だったとか?」
「嬉しそうに言うな。・・・そうだったらどんなに良かったか。要は、目が【死】んでたんだよ。たしか、それが最初の原因だ。んでもって、体温も低かった」
「僕に比べれば高いと思うよ?」
「人間にしては、だよ。常に目は虚ろで何をしても生気が灯ることはなく、体温も低く、冷たい。生きているのに、まるで、死人みたいだったんだ。自分でも思うが、そんな奴が身の回りにいたら、吐きそうだね。考えてもみろ?常に周りに死人みたいな奴がいるんだぞ?気持ち悪いことこの上ない」
自嘲気味にそう言うと、意外なことを切り返してきた。
「う~ん、それかもしれないね?話しかけたとき、すごく接しやすかったんだ。多分、君は普通の人間より『こちら側』に近い」
「冗談じゃねぇよ。ほら、昔話はこれで終わりだ」
「早!もうちょっと話してくれてもいいじゃないか?」
「やだね。ほら、先を急ごうぜ?魔物を転がしつつ、行先は『魔女の家』だ」
4月23、24、25、26、と修学旅行なので、更新できません。
アイデアためて戻ってきます。