ニンジンと会うこと
久しぶりの更新です。アイデアは頭の中にあるのですが書くのが追いつかなかったり時間がなかったりするのでこれからも更新は不定期です
「どうしてこうなった」
あの後空中を漂っていたらいつの間にか地面とキスしていた。痛みもなくである。訳が分からないよ
恐らく、神のヤロウがテレポート的なことをしてくれたんだろうが下手すりゃ地面の中である。
ありがたくもなんともない。
『失礼な奴だね」
「うへぇい⁉」
『そんなに驚かなくてもいいだろう?それに、そんな初歩の初歩の初歩の初歩の初歩の初歩でやらかすようなミスを僕がすると思うのかい?この僕が?』
「思うね。お前のその態度的にやりかねん」
『中々に酷いことを言うね⁉そんなことを言うために回線繋いでるんじゃないから!』
「本当にそうかな?お前、実は友達いなくて寂しかっただけじゃねぇの?」
『そ、そそそ、そそそんな訳ないだろう⁉たとえ友達がいなかったとしてもそれは僕が孤独と一人、そして闇が好きな男なだけで、別に寂しくなんてないよ!』
「やっぱ友達いねぇんじゃねえか。なら、俺が友達になってやろうか?あと、孤独と一人って同じじゃね?」
『え⁉いいのかい?』
「嘘だよ。後半無視かよ」
『お前やりやがったな!?僕の純情を踏みにじりやがったな⁉お前わかってる⁉僕の気持ちわかってる⁉今!僕が!どれだけうれしかったかわかってる⁉もういいよ!君に教えるはずだった情報教えてやらないもんね!』
「小学生か!て言うか情報って何⁉おい!待て!」
切りやがった!情報ってなんだよ?あと・・・さっきから気になってたけど
「いったい此処は、どこなんだよぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」
ふう。落ち着いた。
さあ、落ち着いたところで現状確認だ。まずここは、森だね。木の幹が白く緑以上に緑色な葉をつけた木。
んでもって地面は草だね。白と黒の市松模様の。・・・・・市松模様⁉。なんだこの草?白と黒のチェック柄だぞ?これを草と呼んでいいのか?
まあいい。そして空だね。もう驚かないぞ?例え空が黒かろうが白かろうが紫だろうが・・・紫?もういい。驚くのも疲れた。
周り全部木だしよぉ。どうしろってんだよぉ
「こっちを見ろぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお‼」
!?、いったい何だ?だれもいねぇぞ?なんか、ニンジンの葉みたいのが揺れてるけどそれ以外には何も・・・
「こっちを見ろぉよおおおおおおおおおおおおおおおおおお‼」
だから何⁉いやまて、あのニンジンの葉みたいなやつさっきより激しく動いてるぞ⁉
もしかして?そう思いつつ引き抜いてみる
「キシャァアアアアアアアアアアアアアアアアア‼」
見なかった。俺は何も見なかった。そう思いつつニンジンを戻す。ニンジンが言葉を発するわけがない。きっと疲れてるんだ。だからもう一度だけ、もう一度だけ見てみよう。
「死ねぇええええええええええええええええええええええええええええ‼」
何でだよ⁉何でニンジン喋ってんだよ⁉もういいや。もう一回埋めて先行こう。
「あっ、待ってよ。待ってください。待ってけろ」
「なんだよその三段活用⁉」
「もう叫ばないから、とりあえず引き抜いて」
「なんでだよ?なんか俺にメリットでもあるわけ?」
「君の質問に答えてあげよう。僕にこたえられる範囲だけどね」
「・・・わかったよ。抜きゃあいいんだろ?抜きゃあ」
「ありがとう。やっと出られたよ」
キモッ、さっきはよく見えなかったけどこいつめっちゃきもいぞ⁉普通の人参にぐりっぐりの目と足がついていて、しかもそれが縦に三百六十度回転するようになってる。
「じゃあまず、僕からの質問だ。魔法は使えるかい?」
「使えるけど使えない。俺の想像が正しければだけれどね」
貰ったスキルは俺考案だからだいたい合ってる
「なんだいそれ?まあいい。じゃあ行こうか。このまま留まってもいいけれど進みながらのほうが説明しやすいからね」
タグにもあります通り、プロットなんてものはないので気が向いたときに書くという風になると思います。あと、多分ですが途中からすごく暗いというか重いというか・・・とにかくそんな感じの話になると思います。