始まりの御伽噺
処女作です
文才が無いなりに頑張りました。
面白い作品になるよう頑張ります。
昔々、あるところに一つの国がありました
その国は平和で、争いを好まない国でした
しかし、ある時魔王と呼ばれる者がやって来て、王族を滅ぼし、その国を乗っ取ってしまいました
ある日、魔王が町の人を虐げていると、一人の青年が魔王に決闘を申し込みました
魔王は決闘を受け、純粋な力勝負をすることになりました
その決闘は四日間続けられました
五日目にして、ついに、青年が勝利しました
魔王を倒した青年は【英雄】と呼ばれました
【英雄】は、【神】に会うことを許され、呼び出されました
【神】は英雄を労い、そして問いました
「魔王を倒した其方に臨むものを与えよう。其方は何を望む?地位、金、名誉、名声、何でも望むものを与えようぞ」
すると、【英雄】はこう答えました
『私は力を望みます。それこそ、魔を滅ぼし、【神】でさえ殺せるような【絶対的な力】を』
その答えを聞いた【神】は激怒しました
「人の身に在りながら【神をも殺せる力】を望むとはなんと傲慢な‼『神を殺す』ことなどできると思うてか‼その様な【力】、一体何に使うつもりだ⁉」
【英雄】は答えます
『守る、ただひたすらに守ることに使います』
「何故だ?何故『守る』ためだけにそのような力を望む⁉」
『守るためには‼自らが【神殺し】に成り果てようと【何者にも負けない絶対的な力】がなくてはならないのです‼』
「ならばよかろう‼其方に力を授けよう‼何でも望むがよい‼だが、その力を持つと、人間という枠組みから外れ、本物の【化け物】と成り果てるぞ‼それでも良いと言うのか⁉」
『構いません‼例えその力を持つことで世界から拒絶されることになったとしても構わない‼【化け物】と成り果て、皆から恐れられようと、【守る】ことができるなら『私はそれで構わない‼』
【英雄】は【神】に戦いを挑み、【誰にも語られず、何にも紡がれなかった戦い】が幕を開けました。
勝ったのは――――――――
楽しんでいただければ幸いです。
誤字・脱字の指摘・批評など甘んじて受け止めますので日頃の鬱憤を晴らしていってください。