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【プロットタイプ】この苦さが

作者: 秋暁秋季
掲載日:2026/07/04

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。


注意事項2

たまに来ると、また良さが倍増するんだよなぁ。

本日、同居人の鏡花は髪を切りに行った。合流するか、しないか、其れは天の導きによるものであるが、落ち合うまでの間純喫茶を訪れる事にした。

何時もの行き付けとはやや違う。二番目に好きな喫茶店。其処のテーブル席で換気扇の音を聴きながら、ただぼんやりとする。ある意味で至高の時間であった。

珈琲とケーキが届けられるまでの間、ただそうして店内を観察していると。二人の男性が来客した。一人は髪が長く、膝まであり、鈍色だった。一人は髪は短いものの、同じ様な鈍色をしていた。そうして何方も袴の様な、書生服の様な、少なくとも現代的とは言い難い古風な装いをしていた。一度見たら忘れられないその装いに、思わず息を飲む。

「なんで地下にある純喫茶ってこんなに落ち着くんだろうねぇ」

長髪の男性が短髪の男性に声を掛ける。彼は考える間もなくあっさりとこう言った。

「そりゃ勿論、お天道様が入らないからさ。私たちのような根暗物には、豆電球一つあれば十分さ。そうは思わないかな」

そんな会話を聞いて、思い浮かべるのは、同居人の姿である。彼奴もフラフラと何処かへ外出するのを好むが、好きな純喫茶を挙げろと言われたら、地下にある喫茶店を挙げる。

窓はなく、あったとしても、人工的な光で補う様な、そんな店を。日光を恐れては居ないはずであるが、どうにもその気がある。

「人工的な光が人を救う事もある。日光を恐れて生きる者もいる。其れが分からない者に分かって貰おうと思わない方が良い」

しばらくして、珈琲が届けられた。余りにも苦いそのブレンドは、俺の舌や脳を焼く。そうして一時の酩酊を齎す。

分からなくて良い。余りにも苦い珈琲の味の良さも、この薄暗い部屋の良さも、昭和の平等の様な空間の良さも。分かるやつだけ分かれば良い。

今日の珈琲は一段と苦いな。

訪れたのは、私の小説の中では『ドグラ・マグラ』という店。

そして何時も訪れてるのは『ブラン』という店。


今回の作風、私が数年くらい前に書いていたものに近いかな。

こういう、しんみり? した物が多かった。

思想が少なく、知識も少なく、コメディでもないような。


純喫茶と言った、私は地下にあるものが好きです。

地上にあって、窓がいっぱいあって、多くの人で賑わっているところは、性癖に刺さらない。

いや、好きだけど、店の雰囲気で好きなのは地下にあるもの。


豆電球の明かりだけが頼りで、薄暗く、壁は僅かにくすんでいる。換気扇の音だけが、ぶぅぅぅぅぅんと鳴る。

何となくドグラ・マグラの没頭の様な、この世界を、愛している。


素朴さの残るケーキも美味しいよなぁ。

ベイクドチーズケーキってこんなに美味かったか。

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