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17. 王都で(ダッカー)

 空はどこまでも青く、城の秘密の部屋に差し込む光は清らかで、風は柔らかくダッカーの周りに漂い、またどこかに去っていった。白い雲が綿菓子のようにふんわんり浮かんでいるのが見える。


 その頃、王都では、王と王妃、都の皆が悲しみにくれていた。次期国王となるべきダッカー王子が亡くなって数ヶ月経っていた。


王子の遺体は見つかっていなかった。王都で有名な占い師によると、既になくなっていると告げられ、行方不明になった王子の捜索はすでに打ち切られていたのだ。


 次期国王は、まだ幼い、現国王の弟君であらせられるジョナサン君の御子息、ミカエルということになる。ジョナサン君は、数年前に森で狩猟を楽しんでいる最中に落馬し、既に命を落としていた。


 都中に暗い沈んだ雰囲気が漂う中で、着々と次期国王となるミカエルを担ぐ準備は、密かに速やかにミカエル王子の周りで進んでいた。


 ダッカーはため息をついた。


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 また、僕をゲームに呼んでくれないかな・・・・


 そういえば、ジョージアたちの住む村はどこだろう。


 しまった!村の名前を聞いておくべきだった。


 あの子たちは、食べ物が無くなったから食べ物を探しにきたと言っていたな。食べ物がなくて危機的状況にあると報告され、救いを求める嘆願書がどこかにあるはずだ。


 そうだ。宰相の所にでも侵入して嘆願書を調べてみるか。どうせ暇だし、そうしよう。


 やることが見つかってダッカーは、内心ほっとした。何もやることもなく、ひたすら誰にも見つからずに彷徨い続けるのはなかなかしんどいことだった。


 なぜ、こんな姿になったのか分からないのは、なぜか理由はさっぱり分からなかった。幽霊になってすぐに呪いのゲームとして空飛ぶ円盤に乗ったが、あのゲームで楽しかったのは、ピーター、ジョージア、レオの3人に会ったことだけだ。


 そういえば、あの時、もう一人若い男性が乗ってきていたな。

 あれは、なんという名前だったか・・?忘れた。



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