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異世界っぽいVR世界に閉じ込められたけどなんとかなりそうです。  作者: ねぎとろ


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69話『強さの確認』

 ギルドから出て、街にて俺達は持てる範囲でのアイテムを集めた。マジックバックを持っていれば良かったのだが、未だ持っていないからこそ、持てる範囲でしか揃えられないのだ。


「そういや最近ステータス見てねえな」

「ん? ステータス? シロのも見てー!」

『マスター。出来ましたら私のも見て貰えたら幸いです』

「お、おう。ちょっと待ってろ。まずはシロから見てやるよ」


 俺はそう言ってシロのステータスを開き確認する。



『ステータス』


 名前:シロ

 レベル:38

 所持金:3000円


 HP:180

 MP:1470


 やはりと言うべきか、俺が見る限りだと殆どの情報は出てこない。以前シロは自分でもステータスが見れていたし、これならば各自自分で見た方が早いだろう。


「シロ。やっぱり俺だとお前のステータスは全部見えねえみたいだ。まぁ暇だったら後で自分で見てみるといいぞ」

「そうなの? 分かった!ちょっとめんどくさいけど後で見てみる!!」

『マスター。私はどうやら自分ではステータス見れないようです』

「そうか。んじゃ俺が見てみるよ」


 自分で見れないんじゃどうしようもない。俺が見るしかないだろう。例え情報量が少ないとしてもだ。



『ステータス』


  名前:クロ(死の騎士)

 レベル:40

  所持金:10000円


 HP:569

 MP:71

 スタミナ:346

 STR:273

 DEX:294

 AGI:169

 INT:63

 LUCK:40


   スキル: ━━━━━


「お、おお。クロ! お前のはスキル以外はなんか見れたぞ!」

『ホントですかマスター! ありがとうございます!』


 俺はクロに自分が見た部分のステータスの情報を教えた。レベル差はシロとクロで少しあるようだが、なんていうかクロはやはり前線で戦うタイプのようだ。ただ、スキルにだけ何故か線が引かれており全く見れないのは何故か分からない。


「あとは俺だな」


 そろそろ集合するべき時間になってしまう。だからこそ、俺はとりあえず目を通すくらいにしてステータスを見る事にした。



『ステータス』


  名前:櫻井 槙人

 レベル:44

  所持金:150000円


 HP:369

 MP:178

 スタミナ:327

 STR:305

 DEX:196

 AGI:203

 INT:104

 LUCK:300


   スキル: 【低位モンスター召喚】 【モンスターテイム】【格闘術スキル】【守護魔法】【槍術】【火魔法】


 今まであまりステータスを見ていなかったからか、レベルの上がり方や、ステータスの変動が激しいようだ。なによりも、これは武器のお陰だと思うが、クロの攻撃力を超えているのにも驚きだった。

 だがしかし、このステータスがこの世界において高いのか低いのかは分からない。例えばキングやあの騎士団長のステータスはきっと俺よりも高いだろう。他人のステータスが見れないということはあまり自分の力に過信してはいけないという事だ。今から戦うプレイヤーも恐らく俺よりも強いと考えといた方が良いだろう。


 「さて、そろそろ行くか」

 「うんうん! れっつごー!」

『日没後の出発となります。気を抜かないように気を付けましょう』


 日が沈み、夜となってから俺達は門へと集まった。そうして、夜中に奇襲を仕掛けられるように、俺達は街からプレイヤーたちの集まる村へと出発した。

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