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プロローグ


キキーーーッ!!


ブレーキをかけたにも関わらず迫りくるボンネットに(ああ、俺死ぬんだな)ってやけに冷静に思った。


「ヒロシーーー!?」


幼馴染の悲鳴が聞こえる。


すまん、俺ちょっと先にあの世に行くみたい。

でもまあ飛び出した猫を助けて死ぬんだからいいかな。カッコイイ俺。

うん、これまで勉強もスポーツもパッとしなかったキモオタの俺が、このままつまらない世の中でパッとしないままくたびれたサラリーマンになって孤独死するよりもある意味これで良かったんだよ。うんうん。

でももし上手く猫を放り投げたあと足が竦まないで道の横に転がれていたら。幼馴染も俺を見直してちょっと意識するフラグだったのにもったいないなあと思ったり。


衝撃に構えて目を瞑る。


(あ、ベッドの下のエロ本始末したかったな)


最後に浮かんだのはそんなどうでも良いようで俺の死活問題だった。


・・・・・・・・



あれ?



しかし何時までまっても覚悟した痛みとかそういうものはこない。


一瞬過ぎてもう天国に来たのだろうか?


おそるおそる目を開ければ目の前には困惑した顔で座り込むドライバー。


あれ?俺生きている?


「にゃあ」


その俺の問いに答えるように助けた猫がとてとてと茫然とする俺の方に歩いてくると肯定するかのように一声鳴いた。




________場所は変わって何処かの世界の森___________


ざわざわと木が噂話をするかのようにざわめく。


その木たちの後ろ側からひょいっと顔だけだして伺う異形達。


鬱蒼とした森の中心に元は大樹があったのだろう。

少し開けていてその中心に切り株がある広場に静かに佇むのは‥‥



トラックだった





面白くてわかりやすい文章ってちょーむずくない?

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