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マサトの異世界転生  作者: 東京人
0章 はじまり
1/3

プロローグ


月曜日、俺はいつものように帰り支度をしていた。


「お~い正人マサト、そろそろ帰ろうぜ」

話しかけてきた男は友人の小鳥遊タカナシである。ダンス部とかにいそうなチャラい雰囲気だが、その実態はゲーム好きの帰宅部という変わった男だ。小学校から高校までの12年間一緒なので、腐れ縁の極みである。


「今日もやるだろ、ビーストハントオンライン」

「当たり前じゃん。あ、でも先に地学のレポート書き上げるから、ログインするの六時くらいだわ。」

「ああ、それで構わねえよ。」


ビーストハントオンラインとは、最近発売されたVRMMOだ。俺と小鳥遊は毎日このゲームをプレイしていた。一応付け加えておくと、俺が通っている高校は都内でも有数の進学校である。当然、毎日ゲームをできるのは帰宅部だからに決まっている。帰宅部万歳!!








これから何を狩りに行くか、なんて他愛もない話をしながら最寄駅の改札を抜ける。

「それでさ~またあの迷宮で・・・」

「危ない!!」


事態は一瞬だった。目の前、巨大なダンプカーが迫ってくる。小鳥遊が転がるようによけるのが、視界の端に見えた。

しかし・・・俺は全く動けなかった。今までの人生でろくに運動なんかしたことがないせいか、頭ではわかっていても体がついてこない。


(これは死んだな・・・)


全身を襲う衝撃、叫ぶ小鳥遊の声を聞きながら、俺の意識は闇に沈んでいった・・・





  



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