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詩集:男性シンガー ガレージっぽいロック

ひなげし

作者: 歌川 詩季

 そう読んじゃうよね。

 空と憂欝(ゆううつ)が同じ色してるから

 シンクに溜めた水に顔を突っ込んだ

 3回 まばたきしたあと思い切って目をあけたら

 ステンレスの底には(ゆが)んだ文字が読めた


 カミソリで()り落としたひなげしの花は

 また咲くことがあるだろうか

 カミソリで()り落としたひなげしの花に

 また咲いてくれと頼めるもんか



 愛と欲望が違う音たてるから

 シルクを染めたシャツに首を突っ込んだ

 3回 ためいきついてさ 想い余り目を伏せたら

 キャッシュレスの財布はへこんだ腹を見せた


 カミソリで()り落としたひげなしのつらは

 また笑える日くるだろうか

 カミソリで()り落としたひげなしのつらに

 また笑えるさとなぐさめるのか



 カミソリで()り落としたひなげしの花が

 また咲くことがあるのなら

 カミソリで()り落としたひげなしのつらが

 また笑える日くるのなら

 そう読んじゃうよね、ってだけ(笑)



挿絵(By みてみん)

制作:ひだまりのねこ先生

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― 新着の感想 ―
「キャッシュレスの財布はへこんだ腹を見せた」 うううう それは怖い……(^^;)
や〜どなし〜のゴゲジャバルは〜を思い出しw
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